春にも熱中症に注意が必要であることをご存じでしょうか。
消防庁公表の昨年5月の熱中症による救急搬送人員は 3,655 人(全国)でした。
特に体が暑さに慣れていない今の時期、
体温の調節機能が十分に発達していない乳幼児は特に熱中症の予防・対策が必要です。
熱中症対策は水分と塩分補給だけでは十分ではありません。
筆者の苦い体験談とともに熱中症対策についてご紹介します。
我が子が1歳半で熱中症になった話
長男が1歳半のGW、大きな公園に遊びに行きました。
その日の最高気温は28℃で晴天。
帽子をかぶり、水分補給を定期的に行い、
お昼ごはんは日陰で塩味濃いめのお弁当をしっかり食べていました。
初めて行く公園の遊具で楽しそうに遊ぶ息子でしたが、
突如ぐったりした様子になりました。
公園には涼しく休める屋内施設がなく、駐車場まで距離があったため
体を冷やすのに時間がかかってしまいました。
当日の夜に発熱し、その後1週間ほど微熱が続きました。
現在5歳になる息子は、暑い日になると明らかに周りの子より
早く強く顔が真っ赤になっています。
熱中症の予防・対策
- こまめに水分と塩分を補給する
- 外出時には帽子や日傘を着用する
- 天気のよい日は日陰でこまめな休憩をとる
- 吸湿性・速乾性のある通気性のよい衣服を着用する
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
- 気温と湿度に注意する
我が子の例では、
水分塩分補給をしていて元気に遊んでいるから大丈夫かな、と思い
保冷剤や氷、冷たいタオルでからだを冷やすことができていませんでした。
熱中症を経験してからは、クーラーボックスで保冷剤を持ち歩き、
すぐに体を冷やせるようにしています。
また子どもが遊びに夢中になっていたので休憩が疎かになっていたことを反省しています。
最高気温が30℃以下でも湿度や風などの条件で熱中症になる可能性は多いにあり得ます。
それでも熱中症になってしまったら
- 涼しい場所へ移動する
- 衣服をゆるめ、体を冷やして体温を下げる
- 塩分や水分を補給する
熱中症になるような屋外では涼しい場所へ移動するのに時間がかかることが多いです。
屋外で遊ぶときは室内の休憩場所があるかを確認し場所を選ぶようになりました。
さいごに
熱中症は一度かかると繰り返しやすいという研究結果がでています。
皮膚の血流量が減ることで汗の量が減り、体温が上昇しやすくなるのだそうです。
真夏だけではなく今の時期から万全の準備でお出かけを楽しんでくださいね。
生まれも育ちも千葉県柏市(ときどき北海道)
農学部卒業後、食品メーカーに就職し現在第2子育休中。
同級生夫、年長LEGO好き息子、0歳食いしん坊娘の4人家族。