ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その11」

ままてぃで「子どもの野菜嫌いをなくす方法」をシリーズで1年間書いてきましたが、今回が最終回。長いことお読みいただき、ありがとうございました。

最後の回では、「野菜はなぜ食べなければならないのか」をあらためてお話ししたいと思います。

野菜を食べる子どもたちまず、知っておいてもらいたいのが、私たちの体は、食べ物からできているということです。
人間は食べなければ生きていけません!
人間が生きていく上で食べ物は不可欠。
では何を食べてもよいか~というと、そうではないのです。

食べ物には五大栄養素があり、それらをバランスよく食べることで健康を保っています。
(1)炭水化物:エネルギーを作る
(2)タンパク質:筋肉を作る
(3)脂質:エネルギーを作る
(4)ビタミン:体の調子を整える
(5)ミネラル:骨や歯を作る

なかでも野菜は、ビタミンとミネラルという栄養素が多く含まれています。
野菜の持つビタミン、ミネラルは、生きていく上で必要なのですが、体の中で自動的に作ることができません。
だから野菜を食べて摂取する必要があるのです。
もうひとつ! 野菜には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は排便をスムーズにします。排便は代謝にかかせません。野菜を食べて毎日うんちをする!
当たり前のようですが、便秘の子どもが増えてきているそうですよ。

そのほかにも、野菜が不足すると、
・体力が落ちる
・集中力が続かない
・貧血になる
・骨がもろくなる
・味覚に影響が出る
など、野菜には、心身ともに元気にしてくれる役割がいっぱいあるのです。

ではなぜ、野菜にこのような働きがあるかというと、
野菜は発芽した時から、様々な危険にさらされていて~虫に食べられたり、風に吹かれたり、太陽に照りつけられたり・・・それでも自分たちの身を守るために、そして子孫を残そうと必死になって生きています。
野菜の栄養は、本来は自分たちの身を守るためのもの!
野菜の色が綺麗であることも、人間を楽しませるためではなく、病気や害虫から守るためです。苦い味や独特のにおいがあることも、鳥や虫に食べられないためです。

人間は、自分たちで作ることができない栄養を、野菜や動物たちの命を頂いて、生きているのです。
そして、それらの食材を、おうちの人が一生懸命料理してくれて、美味しく食べさせてくれているのです。

これらの話をしっかり伝え、「食べる=生きる」をちゃんと教えてあげてほしいなぁと思います。
「いただきます」と感謝をしながら食べることは、身体の健康だけではなく、心の成長にも大きく影響することでしょう。

何を隠そう、私も子どものころ、野菜は得意ではなかったのです(笑)
しかし、今では大好きです。
ですから「いつかは食べられるようになるさ~」とおおらかに信じて、無理強いしないで、楽しみながらチャレンジしてみてくださいね。

お子さんが野菜を好きになることを、心から願っています。

onion

【 大瀬由生子 】
テーマ◆子どもを野菜好きにする方法◆
料理研究家、発酵マイスター、
テーブルコーディネーターetc…
多彩な食のスペシャリスト。二児の母。
好きな野菜は玉ねぎ♪

【過去記事】
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その10」
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その9」
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その8」
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その7」
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その6」
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その5」
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その4」
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その3」
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その2」
●ベジラボコラム「子どもの野菜嫌いをなくす方法 その1」>

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