【コロナ陽性】療養中の食料・⽇⽤品・薬の入手方法、自宅療養者支援とは?


突然、家族そろって新型コロナウイルス感染症“陽性”と言われたら、どうしますか?
自宅療養中の食料・⽇⽤品・常備薬の入手方法、各都道府県や市区町村で行われている「自宅療養者支援」や「配食サービス」についての情報を、実際に自宅療養者支援を利用したママライターの体験談も交えてまとめています。

民間の食料配送サービスを活用

新型コロナウイルス感染症“陽性”と言われ、家族全員で自宅療養がスタートすると想定したとき、どんな物がいくつ必要か書き出してみましょう。
生活必需品や食料は普段から不足がないよう備えておくことも大切ですが、万が一、ストックがない状態で自宅療養しなければならないときには、住んでいる地域でどのような配送サービスがあるかチェックしてみましょう。
<配送サービスの一例>
●ネットスーパー:イオン、イトーヨーカドーなど
●インターネット通販サイト:Amazon、楽天市場など
●フードデリバリーサービス:Uber Eats、出前館など
●出前・宅配サービス:飲食店など
●宅食サービス:弁当・総菜店、飲食店など
衣類、漫画やおもちゃなどの娯楽品で、中古品でも良いという場合はフリマアプリという手段もあります。

受け取るときに注意すること

配送サービスを利用する際に、配送者と接触・対面しないように、商品を玄関前・置き配バッグ・宅配ボックスに配達してもらう「置き配サービス」を活用するなど、商品の受取方法に注意しましょう。
100円ショップの置き配用のサインプレートがあると、会議で手が離せないときなどのテレワークにも役立ちそうです。

出典:Seria

100円のサインプレートについての記事はこちら↓


薬の配送サービス

常備薬は使用期限や保管方法に気をつけ、万が一のときのために切らさないように常備しておくことも大切ですが、一部地域で市販薬の配送サービスが始まっているため、住んでいる地域が配送可能地域になっているか確認してみましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)では、一般用医薬品の取り扱いがスタートしています。
自力で買いに行けないときには便利なサービスですが、利用できる薬局が限られていることや、ウーバーイーツの配達員が届けられない地域も存在するため、自分が住んでいる地域でこのようなサービスが利用できるか、事前に確認しておけると安心ですね。
参照:Uber Eats、ドラッグストアの拡充

都道府県・市区町村による
自宅療養者支援

新型コロナウイルス感染症による自宅療養中に自力で食料調達できない場合や、家族や知人からの援助も難しい場合など、食料調達ができない自宅療養者は、都道府県や市区町村が窓口となっている食料品の支援無料で受けることができます。
地域によって支援内容が異なり、「自宅療養者支援」や「配食サービス」などと呼ばれています。

年齢に応じた食料品・日用品支援

新潟県の食料品・日用品の支援は、「3歳以上用」と「3歳未満用」の2種類※が準備されています。
1週間分の食料品(パックご飯、カップ麺、各種レトルト食品、缶詰、野菜ジュースなどの飲食品)、ティッシュやアルコール消毒液などの日用品が含まれています。
※2022年4月現在、「3歳未満用」の食料支援の供給が追いつかず、「3歳以上用」に変更になる場合があります。
参照:新潟県庁

千葉県の配食サービス

千葉県では「配食サービス」と呼ばれています。
この配食サービスは“千葉県在住の方”を対象としていますが、市で配食サービスを行っている千葉市・船橋市・柏市在住の方は対象外になっています。
また、同じ千葉県内でも一部地域(千葉市など)では、パルスオキシメーターの貸出しも行っています。

出典:千葉県庁

全ての地域が、新潟県のような子どもの年齢に配慮した品物を用意している訳ではありません。地域によっては、支援は食品のみで衛生品の支援は行っていない場合もあります。

子どもの年齢によって、各家庭で必要な物が異なることを視野に入れながら、詳しい支援内容については各都道府県・市区町村のホームページを確認してみましょう。

自宅療養前に準備しておきたいもの

神奈川県のホームページには、「⾃宅療養される方へ<準備編>」として、備えておきたい食品・日用品の例を挙げています。
下記を参考にしてみましょう。

(備えておきたい食料品の一例)
〜食欲がなくても食べられて、必要なカロリーが摂取できるものが必要です〜

主食(お米やうどん、シリアルなど食べやすいもの)
菓子類(とくにチョコレート)
ゼリー状栄養補助食品
レトルト食品、インスタント食品
缶詰(果物等)
冷凍食品(火にかけるだけのうどん等が便利です)
経⼝補⽔液
スポーツ飲料
(注意)持病等により、食事制限がある⽅は、主治医の指示に従ってください。

(備えておきたい⽇⽤品の一例)
保険証
持病等で服⽤中の薬、市販の解熱鎮痛剤・総合風邪薬・胃腸薬等
体温計(電池残量も確認しましょう)
氷まくら、保冷剤等の冷却材
消毒⽤エタノール
マスク
ごみ袋
トイレットペーパー
ティッシュペーパー
洗剤・石鹸等
⽣理⽤品、乳幼児や⾼齢者がいる世帯で必要な衛⽣⽤品(ミルクやおむつ等)

参照:神奈川県

日用品も要チェック!

春や秋は花粉症による鼻炎でティッシュペーパーの消費が激しいなど、季節によって必要な日用品の種類や量も変わってきますね。
また、小さな子どもがいる家庭では、離乳食やミルク、オムツなど「ローリングストック法」をうまく取り入れて、万が一のときに在庫切れを起こさないように備えておくことも大切です。

災害時にも役立つ「ローリングストック法」についての記事はこちら↓

コロナの自宅療養者支援を利用した体験談

下記は、A市の食料支援を利用したママライターの体験談についてまとめました。

食料支援は自分から願い出る?

食料支援サービスを知らなかったため、食料調達に翻弄しました。
陽性反応が出た後に保健所から連絡があると病院から説明を受けるも、2日経っても連絡がなかったため、自分から保健所に連絡をしました。
その際に、食料調達をどうしたらいいか自分から保健所に相談したところ、初めて「自宅療養者支援」について知りました。
◎自宅療養中、困ったことがおきた場合、各相談窓口に自分から相談することが大切だと思いました。

すぐに届くわけではない?

自宅療養者支援のお願いしたところ、A市の場合、翌日には民間の配送屋さんが玄関前に届けてくれました。
支援のお願いをする際に、いつ届くかなど聞いておくと安心できそうです。
品物を受け取るときには、チャイム後に玄関前に置いてもらうことで、配達員の方と直接接触しないよう努めました。

食料=家族人数分ではない?

我が家の場合、大人2名と未就学児1名という家族構成です。
A市では未就学児の1名分の支援はなく、大人2名分の食料が届きました。

まとめ

小さな子どもがいる家庭の場合は子どもの体調が悪いときでも好んで食べる物やオムツやミルクなど、「ローリングストック法」を活用して普段から買い置きしておくと便利だと思いました。
都道府県・市区町村によって支援内容に違いがあるため、住んでいる地域の自宅療養者向けサービスを確認してみましょう。
最も、万が一に備えて自分自身で準備しておくことが大切です。
家族一人ひとりの食べ物・生活必需品を確認してみましょう。

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