私は出産時のいきみでいぼ痔になってしまいました。
なかなか人に聞けなくて、最初はこれが痔なのかどうかも分からず不安でした。
今日は、妊娠中・産後の痔についてまとめていきます!
6割近くの人が妊娠中・産後の痔に悩んでいる
X(旧Twitter)でこんなアンケートを取ってみました!
このアンケート調査によると、全体の57%が「痔になった 完治」「痔になった 未完治」と回答。「痔にならなかった」と回答した人は43%でした。
完治・未完治の差はあれど、6割近くの女性が妊娠中・産後の痔に悩まされているという結果になりました。
妊娠中・産後はなぜ痔になりやすい?
妊娠中や出産後はお尻まわりのトラブルが多いとされています。
妊娠中は、子宮が大きくなるにつれそのまわりの血管や腸を圧迫して、痔の原因となる血液循環の悪化(うっ血)や便秘を引き起こしやすくなります。
出産時は、いきみによってお尻の周辺に大きな負担がかかります。それに加え会陰の裂け目や切開の傷を縫合することにより、肛門周囲の筋肉や神経が傷つき、痔の原因になることもあるそうです。
妊娠後期から出産直後に痔を発症するケースが多いのはこれらの理由のためです。
妊娠中・産後の痔はいつ治る?
妊娠中・産後に痔になってしまった方36名に、どのくらいの期間で治ったかアンケートを取ってみました(こちらもXにて実施)。
このアンケート調査によると、産後3か月ほどで完治した人が全体の39%、次いで6か月ほどで完治した人が17%、1年ほどで完治した人が3%でした。
驚いたことに、全体の41%(約15名)が産後1年以上経つが未完治と回答。
第1子の産後に痔になりその時は自然に治ったものの、第2子の産後に再発し治る気配がないという声も。
このように妊娠や出産を機に痔を発症するケースは意外と多く、日々の育児の忙しさや誰にも聞けない恥ずかしさなどからケアが遅れてしまっている方もいるかもしれません。
痔の予防・治療法
痔は、予防と早期治療が大切です。
便秘にならないように意識して
予防方法として、便秘にならないように水分や食物繊維をしっかり摂りましょう。必要なら整腸剤や緩下剤(酸化マグネシウムなど)を処方してもらいましょう。
長時間立ちっぱなしでいることや重いものを持つことも痔になりやすくなる原因の一つです。お風呂にゆっくりつかり血流を良くすることも痔の予防効果に◎。
初期の痔には軟膏や坐薬が効果的
痔は、初期であれば軟膏や坐薬などの局所療法が効果的です。市販薬にはステロイドが入っていることも多いので、気になる方は自分で判断せず病院で処方してもらいましょう。
一般的に内痔核が悪化すると手術が必要になるそうなので、早期の段階での治療が大切だと感じます。「もしかして痔かな?」と思ったら、悩む前にかかりつけの産婦人科に相談してみましょう。
今回アンケート調査をしてみて、悩んでいるのは自分だけではないんだと心が軽くなりました。早めのケアで心も体も楽になると嬉しいですね。
以上、「妊娠中・産後の痔はいつ治る?出産のいきみによる切れ痔・いぼ痔は自然治癒するの?6割の女性が悩む、人に聞けないお尻トラブル。」でした!
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