5才差姉妹を育てているAoiです!
普段は都内で働くママですが、現在は二人目の育休中。
今回は、次女を予定帝王切開で出産した時の話です。
医師に提案することは重要!
二人目の出産は、持病の治療をしていた都内の医大附属病院ですることにしました。
担当医は気さくな人だったのですが、良く言えばポジティブ。悪く言えばテキトーな感じの人でした。
怖くなるようなことも平気で笑いながら話すので、一瞬大したことがないように感じてしまう不思議さ(笑)
しかし、すぐに「いやいや、結構大事だよね…」と思い直します
結局担当医が他の医師と話し合い、自己血輸血をすることになりました。
自分から提案したことで自己血輸血(前もって採血し保存しておいた自分の血液を手術中または手術後に輸血する治療法)の案が採用されましたが、言っていなかったらどうなっていたか…。
医師に自分の気持ちをちゃんと伝えることは大事なんだと学んだ瞬間でした。
そして手術前に胎盤が移動したことで、手術時に輸血は必要なくなりました。
しかし、出産直後に血小板数値が急激に悪化し貧血もひどくなり、手術日の夕方に自己血を戻すことに。
そのおかげで徐々に回復してきたため、あの時医師に提案していて本当に良かったと思いました。
医師の提案をそのまま受け入れるのではなく、自身の経験や学習したことを提案することは、自分の命を救うことにもなるかもしれません。
予定帝王切開 前日の流れ
第一子を緊急帝王切開で出産したため、第二子は予定帝王切開を選択。
病院によって手術日の日程は様々ですが、私の場合予定日から2週間前の38週0日目となりました。
入院日は前日の37週6日目。
≪入院当日の流れ≫
◆9:30 入院受付
予め記入していた書類や保険証、限度額認定証を提出。売店で帝王切開用出産準備セットを購入します。
◆10:30 麻酔科受付
動画で手術時の麻酔について15分程視聴その後、麻酔科医から麻酔のリスクについて説明がありました。
◆11:30 産婦人科受付
看護師が入院病棟へ案内してくれ、今後の予定について説明。
◆12:30 昼食
◆13:30 医師による術前説明
帝王切開と輸血の説明後、内診と経腹エコーを行い最終チェック。
◆15:00 NST&採血、剃毛
◆16:00 シャワー
◆17:30 赤ちゃんの心音確認と血圧測定
◆18:30 夕食
◆21:00 消灯
以降は禁食、0:00以降は水も飲まないように指示がありました。
一人目の緊急帝王切開と違い、前日に入院できたことで気持ちもゆったりとした感じで出産への準備をすることができました。
さて、明日はいよいよ帝王切開です。
予定帝王切開 当日の流れ
≪帝王切開当日の流れ≫
◆6:50 起床
すぐに看護師さんに赤ちゃんの心音と血圧・体温測定が行われました。
起床後は絶飲食の為、トイレをすませ下着はショーツのみ。上に前開きのパジャマと下は弾性ストッキングのみを履き、しばらく待ちました。
◆8:30 看護師さんと共に歩いて手術室へ
手術室のベッドに腰掛けて上着を脱いだら仰向けに。
胸に心電図シール、右腕に血圧計、左の指先に酸素値測定クリップをつけ、手の甲に点滴の管を刺されます。
エビのように丸くなって背中に麻酔を打ち、その後腰に麻酔を打ちます。
背中の麻酔は術後用の管で、鍼治療のような違和感を感じるくらいで、腰の麻酔は最初チクっとした後、足先がポカポカしてあたたかくなりました。その後、尿管カテーテルを挿入。
何度も肩に冷たいのを当てて、太ももやお腹、胸などに当てながら麻酔がどこまで上がっているかを確認します。
そしてなんと、気付かないうちにお腹を切開されていました!作業の詳細を伝えると想像しちゃうから伝えないみたいです。
◆9:50 出産!
我が子と対面した私の第一声は「ちっちゃ~い!」でした。久しぶりの出産で、赤ちゃんがこんなにも小さかったのかと思ってしまいました。
その後は眠くなる麻酔を入れてもらい、気づくと術後処理は全て終わっていました。
◆11:30 病室へ
結構時間がかかったなぁ…という印象です。医大附属病院では、若い医師に教えながら進めるため、手術前後が長くなるようです。
帝王切開のあれこれについては、過去に記事を書いているので、そちらをぜひご覧ください。
入院時にあって便利だったもの
帝王切開で2人出産した経験から、入院時に便利だったものをご紹介します。
【蓋つきマグ&ペットボトル用ストローキャップ】
蓋つきマグは、食事前に温かいお茶を提供されるため、そのために用意しましたが、お茶を飲み終わった後は口をゆすぐ時や薬を飲むときに使うコップにもなり便利です。
【シートマスク】
出産後はしばらく歩くのも辛い!洗面所に行くのもひと苦労です。
そのため、ベッド上でシートマスクを使って洗顔とスキンケアを一気にやっていました。
実用性だけでなく、リラックスタイムの一役を担うかなりおススメアイテムです。
まだまだ卒業できない産婦人科
現在、次女は生後6か月。今のところ特に問題もなく順調に大きくなっています。
しかし実は私の子宮の中には、まだ胎盤が残っています。
出産後は後産として自然に胎盤が排出されるようですが、まれに胎盤が残ってしまう状況(胎盤遺残)があり、原因は不明だと言われました。
造影MRIの結果、幸い胎盤への血流が少なくなっており、大量出血のリスクが減り、経過観察状態ですが、早く胎盤がなくなり、「産婦人科卒業!」を公言したいものです…。
ちなみに胎盤への血流が沢山あった場合、下記2つの選択肢があったようです。
(1)カテーテル手術で子宮への血流を一時的に止め、胎盤が壊死するのを待つ。
(2)子宮全摘出
そうならなくて良かったです…。
早く胎盤、消え去れ〜!!
今回でライターAoiの出産レポートシリーズは最終回となります。
お読みいただきありがとうございました!
≪ライターAoiの出産レポートシリーズ≫
(ライター Aoi)
東北出身。就職を機に上京。
現在は子どもを保育園に預け、都内で働くママとして日々時間に追われています。
特技は絵画やイラスト、写真撮影などの創作活動。
趣味はスノーボード。
二児の母として日々奮闘中ですが、自信の子育て経験も踏まえ、
子育て中の皆さまへ有益な情報を届けられるように頑張ります!