子どもの教育資金準備のために始まった、ジュニアNISA。
当初使い勝手が悪く、2023年末にジュニアNISAは終了が決定していますが、実は今始め時なんです。
制度改正で使い勝手が良くなったジュニアNISAを解説します。
NISAとは?についてはこちら。
つみたてNISAとは?についてはこちら。
ジュニアNISAとは
ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)は、子どもの教育資金などの資産形成を目的として2016年度から始まりました。
【ジュニアNISAの概要】
対象者 | 日本に住む0~19歳の未成年者 |
非課税対象 | 株式・投資信託等への投資から得られる 配当金・分配金や譲渡益 |
非課税期間 | 最長5年 |
年間非課税額 | 80万円まで |
投資可能期間 | 2016年~2023年 |
運用管理者 | 口座開設者本人(未成年者)の二親等以内の親族 (両親・祖父母など) |
NISAとつみたてNISAは20歳以上の方を対象にしていましたが、ジュニアNISAは0~19歳の未成年者を対象(口座名義人)としています。
もちろん小さな子どもが正しく投資できる可能性は低いので、運用管理者(両親や祖父母など)が子ども・孫のために代理で運用を行う必要があります。
これからジュニアNISAを始める場合、2021~2023年の3年間それぞれ80万円(計240万円)まで投資が可能です。
今ジュニアNISAをおすすめする理由
2023年に制度が終了するのに「どうして今おすすめなの?」と思いますよね。
ジュニアNISAが始まった当初の制度内容には、大きなデメリットがありました。
それは、3月末時点で18歳である年の前年12月31日まで解約できず(高校3年生の1月以降に払い出し可能)、中学や高校の学費には充てられなかったという点です。
予定外の出費も多い子供用資金としてはあまり使い勝手が良くなく、2023年12月末に終了することになりました。
それとともに、
- 18歳までの払い出し制限が撤廃され、2024年以降は18歳未満でも払い出しできるようになる。
- 2023年末までの投資分は20歳になるまで非課税で保有できる。
との見込みです。
2023年以降、新規投資はできず、2023年までに投資した商品を見守るかたちになりますが、いつでも払い出しできる&非課税で預け続けることが可能になります。
今年始めると最大240万円分を非課税で運用できるので、かなりお得に資産運用ができますよね。
まとめ
ジュニアNISAは、NISAやつみたてNISA同様、元本割れするリスクはありますが、長期的に見ると高い収益性が期待できます。
投資初心者の方は、個別株を選ぶのではなく、投資信託の商品を選ぶのがおすすめです。
残り3年間、ジュニアNISAで教育資金を運用してみませんか?
生まれも育ちも九州。数年前に千葉に引っ越してきて、子育ても始めました。
5歳娘を自己肯定感の高い子にするために、日々勉強中です。
趣味はポイ活。