赤ちゃんの頃から始まる[指しゃぶり]や[おしゃぶり]
いつまで続くのか不安になるママも多いですよね。
実際私の子どもも指しゃぶりを0~4歳まで続けていて、ストレスと不安が募る日々…。
そんな実体験談も交え、指しゃぶりやおしゃぶりとの付き合い方や止めさせ方など、徹底リサーチしてみました!
なぜ指しゃぶりやおしゃぶりをするの?
子どもが指しゃぶりやおしゃぶりをする理由は様々だといわれています。
・0~1歳
近くにきたものを口に入れる「探索反射(たんさくはんしゃ)」や口に入ったものを吸う「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」など、
おっぱいやミルクを飲むときのような本能的な反射によるものが関係しています。
・2~3歳
不安な時や落ち着かない時などに気持ちを落ち着かせるため。
断乳や卒乳の時期にも近く、無理にやめさせるよりもスキンシップなどコミュニケーションを大事にすることが重要。
・3歳以降
下の子が生まれたり幼稚園に通い始める等の生活環境変化によるストレス。
また、指しゃぶりの習慣をやめられないままという状況も多いです。
幼稚園に入るとおしゃぶりのような物理的なものがなくなるため、指しゃぶりに移行する子どもも。
いつまでにやめさせるべき?
日本小児歯科学会によると、2歳児では指しゃぶりで出っ歯が、おしゃぶりは開咬(※)が高頻度にみられ、5歳児ではこの傾向がさらに増大したと報告されています。
年齢が高くなるまで長期的に続くと乳前歯部が開咬し、噛み合わせに影響を与えることを示しています。
小児歯科の立場からするとおしゃぶりは2歳までに、指しゃぶりは4歳までには止めてほしいようですが、そう簡単にはいかないですよね…。
(※)上下歯列の垂直方向での不正咬合を指します。上下の奥歯だけがかみ合った状態で、上下の前歯が離れている状態。
ママライター実践!指しゃぶりが止まったグッズ紹介
なかなか止められないわが子の指しゃぶりでしたが、根気強く下記のことを試したところ、4歳頃に自然と治まってきたのでご紹介します。
苦み成分配合のオーラルグッズ
市販されている苦み成分配合グッズを指に塗ることで、子どもが指を舐めたがらなくなります。
おススメは、チュチュベビーのバイバイスキンクリーム
食品原料99%なので、赤ちゃんが口に入れても安全です。
また、グリセリン(保湿成分)とスクワラン(整肌成分)が配合されているため、荒れた手指のケアにもなります。
しかし注意したいのは、手づかみ食べをする時期には、食事前に子供の手をよく洗うこと。
クリームが残った手で食べ物に触ると、苦み成分が移ってしまい、子どもがごはんを食べたがらなくなってしまいます。
指しゃぶりだけではなく、卒乳したい時、胸に塗っておくのも良いかもしれません。
絆創膏を貼る
子どもが好きなキャラクター絆創膏だと喜んで貼らせてくれます。
また、口に入れたときに違和感があるのでそれだけでも効果がありますが、心配であれば上記のクリームを絆創膏の上から塗ってもOK!
上記クリームが苦いものだと認識したわが子は、次第にクリームを直接塗らせてくれなくなったため、
見えないところで絆創膏にクリームを塗った後、指に貼っていました。
指しゃぶり防止手袋をつける
おしゃぶりをする指が親指と人差し指であれば、専用の手袋をつけてみてはいかがでしょう。
おススメは、おしゃぶりガード
着用も簡単で、洗濯することで清潔さも保てます。
また、子どもが好きなキャラクター布地を選んで自作するママも多いようです。
絵本を読む
言葉が理解できる時期になれば、「指しゃぶりはいけないこと」と教えることも重要ですが、
指しゃぶり防止の絵本を読んで聞かせるのも良いです。
おススメは、くせさなえ「ゆびたこ」(ポプラ社)
ある日突然、指にできていた”たこ”が話し出すというもの。
わが子も指をしゃぶりすぎて”たこ”ができていたので、「いつかこの”たこ”も話し出すかもよ…」と言ったところ、
恐怖心が芽生えたのか次第に指をしゃぶらなくなり、そのまま卒業となりました。
焦りは禁物!
子どもの指しゃぶりは、歯の発育にも影響を与えることからママは不安な日々を過ごすと思います。
しかし、あまり厳しく言いすぎてもかえって子どものストレスになってしまい、やめられなくなることも。
指しゃぶりはいつか卒業するものだと割り切って、子どもとコミュニケーションを密にとり、温かく見守ってあげてください。
(ライター Aoi)
東北出身。就職を機に上京。
現在は子どもを保育園に預け、都内で働くママとして日々時間に追われています。
特技は絵画やイラスト、写真撮影などの創作活動。
趣味はスノーボード。
二児の母として日々奮闘中ですが、自信の子育て経験も踏まえ、
子育て中の皆さまへ有益な情報を届けられるように頑張ります!