「ちゃんと抱っこしなきゃ」そんな風に完璧を目指して頑張りすぎてしまう産後ママは多いもの。
けれど、毎日の抱っこや授乳でフル稼働していると体だけでなく、実は手首へのダメージも大きいのです。
産後のママを悩ませる代表的な不調のひとつが、腱鞘炎による手首の痛み。だからこそ必要なのは、手首の休息日をつくること。
今回は、産後ママが悩む腱鞘炎のリアルな工夫についてご紹介します。
産後ママに多い腱鞘炎とは?
産後ママの悩みの一つである腱鞘炎。親指の付け根から手首にかけて炎症が起こり、物をつかんだり抱っこした瞬間に激痛が走ります。
ホルモンの影響で関節がゆるみやすくなるうえに、授乳・抱っこ・オムツ替えといった繰り返しの動作が重なり、腱鞘炎を引き起こしやすいのです。
産後ママの腱鞘炎「あるある」
私も産後の子育てで常に手首が悲鳴を上げて、辛い毎日を過ごしました。
例えば、
- 赤ちゃんを抱き上げるとき、手首がズキッと痛む
- 醤油やペットボトルのフタが開けられない
- 寝かしつけで30分以上抱っこしていたら、自分の手首が先に限界
腱鞘炎の痛みは、日常生活の動作に直結するため、とても辛い症状です。
手首の“休息日”にできること
私は、手首が痛すぎた日は以下のことを意識していました。
- サポーターで固定する
- 腱鞘炎が悪化しないよう、手首を安静に保つ
- 抱っこの仕方を工夫する
- 家事は思い切って休む
- 病院に相談する
赤ちゃんは手首だけで支えず、腕全体や授乳クッションを使いながら体重を分散させましょう。
また、ドラッグストアで買えるサポーターは心強い味方です。腱鞘炎は、無理に我慢せず、整形外科や整骨院を受診するのも選択肢のひとつです。
腱鞘炎は“頑張りすぎ”のサイン
産後ママの腱鞘炎は、決して珍しいことではありません。腱鞘炎は、「毎日赤ちゃんを抱いて頑張っている証拠」なのです。
だからこそ「ちゃんとしなきゃ」を少し手放して、手首に休息日をあげてくださいね。ママの手首の負担を減らすことも、心地よい育児に繋がるはずです。
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流山おおたかの森在住、一児の母。
夫の転勤を機に、地元の北海道から千葉へ。
趣味は、家族旅行、ミュージカル鑑賞、絵を描くこと。
コーヒーを飲みながら、手帳を書く時間が好き。