vol.12 ゆーみん さん
【プロフィール】 | |
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何してる? | ヨガのインストラクター。 子連れで参加ができ、通常のレッスンの他、カフェランチ付きのヨガやお互いの子どもを交代で見ながらヨガする“たくじあいヨガ”など、ママの声から生まれたバラエティー豊かなヨガ教室(https://www.instagram.com/yuumin.me/)を主宰。 また、最近では産じょくヘルプ“産後TOMOサポ”の活動を始め、 ママと赤ちゃんのお世話、その家族のサポートをしている。 |
お子さん | 8歳女の子(小2)と2歳男の子 |
尊敬する人 | 松下幸之助 広河隆一 森川亮 イモトアヤコ | バイブル本 | 「道をひらく (著)松下 幸之助」 |
Q1.ヨガ教室を始めたきっかけを教えてください。
―はじめは自分が子どもを連れて一緒にヨガできる教室を探していました。
でもなかなか見つからなくて。それなら、自分で作っちゃおう!と思って「ゆーみんのヨガ教室」を作りました。
ただヨガをして終わりではなく、体に良いものも取り入れてほしいので、最後にハーブティーやアロマトリートメントを提供して身も心もリラックスして帰っていただくようにしているのが、ゆーみんヨガの特徴でもあります。
来てくれたママたちが少しでもリラックスして笑顔になってくれると本当に嬉しいです。
Q2.“産後TOMOサポ”はご自身の産後の辛い経験が土台となっているそうですね。
―子育てはママの仕事だと思っていました。娘が1歳の時に仕事に復帰しましたが、
大変でも我慢して、もうちょっと頑張ろう、他にはもっと大変な人がいる、と思いながら育児も仕事も家事も全部ひとりでやっていました。でも体も心も限界、ついに爆発して、夫ともぶつかったこともありました。
ある時、先輩ママが娘を預かってくれたことがあって。ちょっと預かってもらっただけで、すごく楽になったんです。
預けることに罪悪感があったけれど、「大丈夫だよ、気にしなくていいんだよ。」って言ってくれたことが本当に嬉しかったのを覚えています。そういう人がそばにいる、人の手を借りることで気持ちが豊かになれる、そんな環境があるっていいなと思いました。
子育ては一人ですることではないと気づき、今度は、私が他の誰かに同じように恩を返していきたいと思ったんです。
ちょうどその頃「NPO法人マドレボニータ」と関わりをもって、産じょくヘルプについて知りました。
Q3.“産後TOMOサポ”を起ち上げるために大学の授業に出席したり、サロンを開いたりと育児との両立はどうやって?
―この授業は誰でも受講できる起業家育成プログラムなんです。事業プランを経営者や投資家に個別指導してもらいブラッシュアップしていき、最後にみんなの前でプレゼンするといった内容で、課題が毎回大変でした。
下の子が1歳の時は、講義に連れて行ったこともありました。周りは学生ばかりでしたが、特に気にならなかったです。2歳になると同伴が難しくなったので、実家の母に預けたり保育園の一時預かりを利用したりしました。サロンやヨガの時も同様に預けています。
自宅では子どもを傍らに勉強することもありましたが、やっぱり集中できなくて。それからは、日中は子どもと遊ぶことにして、勉強は子どもが寝てから夜中にしていました。
今回は、期間限定と割り切って、家事・育児・仕事、それぞれのパフォーマンスを上げて乗り切りましたが、何事を為すにも健康でいることは最も重要です。
実際、最終プレゼン一週間前は多忙から体調を崩して、あまり進めなかったので、睡眠・お休みの時間も含めた体調管理・スケジュール調整が大切だと思っています。
Q4.大学の授業で印象に残っていることがあれば、教えてもらえますか?
―昨年の授業参加後、ある大手証券会社の方が私の事業プランを気に入ってくださり、個別で話を聞いてもらう機会を得ました。どうしたら自分の考えに賛同してもらえるか、そのために今何をすべきなのか、現実的でかつ具体的なアドバイスをたくさん頂きました。
大手コンサルタント会社マネージャーの講義で印象的だったのは、「起業にはロマンとそろばんが必要だ」という言葉。夢や思いだけで終わらせない、実現していく力が必要で、お金の仕組みを知ることも大切なことと気づかされました。
授業で事業計画を作成することで、夢のスタートラインに立つことが出来、「成長させてもらえた」と思っています。
Q5.ゆーみんさんのモチベーションは何ですか?
―周りの人たちが笑顔で喜んでくれて、幸せになっていくのを見ることです。幸せの輪がどんどん広がるようにお手伝いができたらいいなと思っています。
Q6.最後にゆーみんさんおすすめの育児法はありますか?
―ヨガ教室でもママたちに伝えていることなのですが、ヨガでは「木の瞑想」というものがあります。木は土中に根を張って立っています。その根が太くて幹がしっかりしていればいるほど、風が吹こうと雨が降ろうと、枝葉が多少揺らぐことはあっても倒れることはありません。
子どもはママの思いに関係なく泣いたりわめいたりしてきますよね。そんな時は木の瞑想で、自分は大地に大きく根を張った木だとイメージすると良いですよ。
取材を終えて…
見た目も語り口調も、穏やかで笑顔の素敵なゆーみんさん。
「昨日も講師から難しい課題が出されて、どうしよ~うと思っているんです。」と、さらっと言いながらニコニコしている姿は、まさに大きく根を張った木を連想させました。
「これをやる!」と決心がつくと、自然と自分に必要な人と出会い、さらにモノや情報も集まってくる。夢を一歩一歩、現実化している姿を目の当たりにした貴重な取材となりました。
ゆーみんさん、ありがとうございました!
※産じょくヘルプ
産じょくヘルプとは、高価な出産祝いの代わりに、時間と手をみんなで少しずつ差し伸べて家事や子ども・赤ちゃんのお世話といったお手伝いをプレゼントします。NPO法人マドレボニータ推奨。
産じょく期は産後6~8週間のことを言って、出産のダメージを受けた体を癒すために、安静にして過ごす時期で、全治1か月の外傷を負っているのと同じ。
本来なら授乳とオムツ替えのみをして過ごせるのがベスト。
産じょくヘルプは、その大事な時期を、ママの代わりに家事や赤ちゃんのお世話、兄弟がいれば兄弟のお世話も行います。
※ゆーみんさんが通った大学の起業家育成プログラムの詳細
https://www.sanrenhonbu.tsukuba.ac.jp/tcc/
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(ライター mayumi)
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