【検証】100円ショップの学習ドリルはお得なの?最後までできる?ひらがなはマスターできる?


100円ショップで販売されている幼児向け学習ドリル
種類が豊富で、どれを買ったらいいか迷ってしまいますね。
例え100円(税別)と言っても、子どもにあったレベルか、学習した内容が身に付くか、子ども自身が最後までやり抜くことができる内容かどうかも気になるところ。
とくに、最後までやり抜くことは達成感を得ることができ、子どもの自信にもつながりますね。

今回は、4歳の息子を持つママライターが、最後までやり抜くことに特化した100円の幼児向け学習ドリルを購入し、実際に親が無理強いせず、子どもが自主的に最後までやり抜くことができるのかを検証してみました。

最後まで飽きずにできる100円ドリルとは?

過去に、“表紙がかわいい”、“キャラクターが好き”といった理由で、子どもが欲しがるままにドリルを買い与えてきましたが、どれも途中で飽きてしまったり、少し難しい問題が出てくると投げ出してしまうことがほとんどの息子。
無理強いしたくない母(私)と息子が、最後まで飽きずにできるドリルを探していたところ、“さいごまでできる”をテーマにした100円(税別)の学習ドリルに出会いました。

男の子がさいごまでできる
かず・ちえ・めいろ

「男の子がさいごまでできる かず・ちえ・めいろ」は、KADOKAWAとダイソーのコラボ商品で、脳科学心理学に基づいた男の子の得意・好きが詰まった幼児向け学習ドリルです。

商品名の通り、他の学習教材と比べて「最後までできる」工夫や特徴を以下にまとめました。
【特徴】
●オールカラー全64ページ
●本書の説明、正しい姿勢や鉛筆の持ち方の解説付き
●全ての学習ページに「おうちのかたへ」という学習アドバイス付き
●全ての学習ページに、脳科学的に男の子の得意分野か否かがわかる「とくい・にがて」マーク付き
●全64ページ中、本書の説明などを除いた純粋な学習ページは61ページで、答えのページはない
●乗り物、恐竜、虫、ヒーローなど男の子が好むイラストが豊富

【メリット】
●ひらがなの書き練習では「さ」と「き」のような、似ている間違えやすい文字が一緒に並んでいることで、親子で文字の違いを確認しながら進めることができる
●文字の書き始めに★マークがついているため、上手な字が書きやすい

●ページ構成は分野ごとではなく、めいろや点つなぎ、間違い探しなど遊んでいる感覚で解ける問題がランダムに出てくるため、子どもが自ら楽しんで学習への抵抗を感じることなく進めている様子が見られた

●寿司、ピザ、ダンゴムシ、太鼓、忍者など、問題に出てくるイラストが隅から隅まで日常生活で馴染みのあるものや興味があるもので構成されており、ページごとに違うイラストを楽しんで学習する姿が見られた

【デメリット】
●数字やひらがなの書き・読み問題が少なく、この1冊で書き・読みを完璧にマスターすることは難しいと感じた
●ページ左上にある「にがて」マークを見つけると、「これは苦手かもしれない」と本人が不安がってやる気を失ってしまうページがあった
●楽しすぎて遊びへと脱線してしまうページもあった
(例:塗りつぶしが楽しくて全部塗ってしまった)

●答えのページがないため、1人でマル付けをすることはできない

学習環境や文房具を整え
やる気アップをねらえ

我が家の場合、家庭内で集中して取り組めるよう工夫したのはドリルだけではありません。
無理のない正しい姿勢で座れる椅子や机、書きやすい文房具もあるといいと思い、100円(税別)の幼児向け鉛筆と消しゴムも用意してみました。

鉛筆は「はじめてえんぴつ 太三角形軸・太芯6B」、消しゴムは「濃い鉛筆用激落ちくん はじめての消しゴム2個入」を使用しました。
鉛筆は芯がやわらかく書きやすいようで、普段お絵かきをするときも、決まってこの鉛筆を出してきます。

下記のコラムで、実際に書き比べてみてわかった他のメーカーの三角鉛筆との違い使用した感想についてまとめています。

検証結果 
やり抜く力と学習の成果

結論から言うと、全ページ飽きずにやりきることができました。
息子の場合、1冊にかかった日数は5日、総学習時間は62分でした。親からとくに口出しすることもなく、遊んでいる時間の合間に机に向かって終わらせていました。
大好きな乗り物や動物のイラストが多く、面倒な書き問題が少ないことから、購入した当日は27ページまで40分間集中して取り組んでいました。

前述したように、ひらがなや数字の書き・読みの練習ページが少ないため、これ1冊でひらがなや数字の書き・読みを完璧にマスターすることは難しいと感じました。

ひらがなを書く問題は全部で13ページあり、そのうち上記のような1文字当たり3回(なぞり書きは1回)書く問題は12ページあります。これだけで1人で上手にひらがなが書けるようになるのは難しいと感じます。
息子の場合、すでに他のドリルなどでひらがなの読みができ、書きも8割方できるような状態でスタートしたため、とくに難しさを感じることなく進めることができました。

このドリルは、数字やひらがなの書き・読みをある程度習得した上での復習としての活用、あるいは机に向かう習慣を身につける、楽しんで取り組むことで学習への抵抗感を軽減するには、大変よくできた学習ドリルだと思いました。

同シリーズの「女の子がさいごまでできる ひらがな・かず・めいろ・ちえ」も100円ショップで販売されています。
また、表紙のキャラクターと同じキャラクターが書かれているKADOKAWAの「ぼくとわたしの頭脳アップドリル」シリーズ(定価各750円+税)が裏表紙で紹介されています。この「ぼくとわたしの頭脳アップドリル」シリーズの購入前に、100円商品をお試しのつもりでトライしてみるのも良さそうです。


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