今日5月30日は「ごみゼロの日」。親子で楽しくエコ活動をする方法を紹介します。
ごみゼロの日とは
ごみゼロの日とは、周辺の美化活動を行うとともに、ごみの減量化とリサイクルを促す活動を実施するための記念日です。1975年(昭和50年)に愛知県豊橋市で市民運動として「530(ごみゼロ)運動」が始まったことを契機に、この運動が各地に広がりました。1985年(昭和60年)7月に運動10周年を記念した全国大会が開かれた際、毎年5月30日を「ご(5)み(3)ゼロ(0)の日」とする宣言がされ、その日付が由来となっています。
元々は関東地方統一美化キャンペーンとして実施されたものでしたが、環境美化運動の一環として「ごみゼロの日」は全国的に広まり、1993年には厚生省(現:厚生労働省)が5月30日を初日とする「ごみ減量化推進週間」を正式に制定しました。現在ではこの期間に3Rの推進運動、不法投棄の監視パトロールなどが各地で行われています。
親子でエコ活動
ごみゼロの日は、子どもと環境について考えたりエコ活動について学んだりする良い機会になります。ここでは親子で楽しくエコ活動をする方法を紹介します。
親子でごみ拾い
親子ですぐに実践できるエコ活動が、自宅周辺のごみ拾いです。お散歩もかねて自宅周りやいつも使っている公園のごみをお子さんと一緒に拾ってみてはいかがでしょうか。その際に便利なのが「PIRIKA(ピリカ)」というごみ拾いアプリです。
このアプリはごみ拾いを楽しむソーシャルアプリです。ごみ拾いの様子や拾ったごみを撮影し投稿することで、ユーザーとやりとりができます。実際に我が家でもこのアプリを使って数回ごみ拾いをしているのですが、同じように親子でごみ拾いをしている方から励ましのメッセージをいただいたり、成果の写真を送り合ったりと楽しくごみ拾いを続けることができています。自分が拾ったごみの数や回数も数値化されるので、親子で頑張った記録を残すこともできてとても便利です。
また、拾ったごみをすぐに捨ててしまうのではなく、ごみの中に資源物があれば、近くのスーパ―などの資源物回収ボックスにもっていきましょう。子ども自身に資源物をリサイクルする経験をさせることで、エコへの関心が高まります。
子ども服のリユース
不要になった子ども服が家にたくさんあるけれど、ゴミとして処分するのには抵抗がある…。そんなママは子供服を寄付して再利用(リユース)してみてはいかがしょうか。
子供服のリユース方法にはいくつかありますが、子どもに支援物資を送るNPOへ郵送したりH&Mなどのリユース回収ボックスのある衣料品店に服や靴を持ち込む方法が取り組みやすいかと思います。全国から集められた子供服は被災地や児童養護施設、海外などへ届けられ、有効活用されます。中には届いた箱数に応じて、発展途上国の子どもたちへポリオワクチンの募金をしている団体もあります。
リユースする服を選ぶ際にはぜひお子さんと一緒に選んでみてください。自分が着た服を新たに活用してくれる場があることや、不要なものを有効活用できることを知り、物を大切にする気持ちが育まれていくと思います。
ごみを再利用して楽しく工作
捨ててしまいがちな牛乳パックやラップの芯。これらをごみとして捨ててしまうのではなく、楽しい工作に利用してみましょう。我が家では牛乳パックを再利用して小物入れや子ども用の椅子を作りました。2歳の娘もパックにシールを貼ったり絵を描いたりして楽しく工作することができました。自分で作ったものは愛着がわき、物を大切にする気持ちを育むきっかけになります。お家時間や夏休みの自由研究などでぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
周辺美化やリサイクルなどの身近なエコについて考える良い機会となる「ごみゼロの日」。小さな子どもがすぐに「エコ」の概念を理解するのは難しいかもしれませんが、まずは親子で一緒にやってみることで徐々に理解が深まっていくと思います。我が家も今年のごみゼロの日は子供服や生活雑貨のリユースを行ってみようと思います。みなさんもごみゼロの日をきっかけに親子で楽しくエコ活動をしてみてはいかがでしょうか。
茨城県出身。結婚して守谷市へ。明るくマイペースな娘とほんわかパパの3人暮らしです。
昔から絵を描くことやものづくりが大好きで、子どもが産まれてからはベビーグッズやオモチャを手作りすることに夢中です。最近は子ども部屋のDIYに関心があります。どんなお部屋がいいかあれこれ考えるのが楽しいです。
メッセージ
学生のころからTX沿線に住んでいたので、TXのおかげでどんどん生活が豊かになっていくことを実感しています。TX沿線に住むママの立場から、より子育てが楽しくなるような役立つ情報を発信していきたいと思います。