産後の母乳に関する風習「みつめのぼたもち」とは?いつ・だれが・どこで用意する?


茨城県在住のママライターの実体験で、第1子を出産した3日目に、夫側の両親が「みつめのぼたもち」を持ってきてくれました。
お重箱にぎっしり詰められたもち米に、あんこがどっさり。甘くて美味しかった思い出です。
最近、関東地方に引っ越してきたママは、義理実家からの突然のぼたもちギフトに驚かないよう、今から予習しておきましょう!

みつめのぼたもちとは?

「みつめのぼたもち」とは、茨城県を始めとした関東地方、愛知県など一部の地域に古くから伝わる風習です。現在より食糧が不足していた時代に始まった習わしで、産後の疲労回復・母乳の出がよくなるようにという想いが込められています。(諸説あり)

みつめのぼたもちはいつ・だれが用意する?

一般的には、第1子となる赤ちゃんが誕生した3日目夫の両親が用意しますが、異なる場合もあります。赤ちゃんの母親にだけでなく、親戚にも配る場合もあります。
また、重箱にもち米を詰め、その上にあんこをのせるタイプ、楕円系のぼたもちタイプなど、量や形は様々です。

みつめのぼたもちの作り方・どこで売っている?

茨城県など、この風習が残る地域の和菓子店では「みつめのぼたもち」を商品として取り扱っている店舗があります。店舗によっては、のしに赤ちゃんの名前を入れてくれるところもあります。
農林水産省のホームページでは、みつめのぼたもちのレシピを公開しています。

参照:農林水産省みつめのぼたもち 茨城県

まとめ

“母乳がよく出るように”という願いがこめられた「みつめのぼたもち」。
現代医学の観点から見て、みつめのぼたもちで母乳トラブルが全て解決…とはいかないかもしれませんが、みつめのぼたもちに込められた “願い”や“気持ち”は嬉しいものですね。
母乳の出が悪い、つまってしまうなどの授乳中のトラブルについては「授乳中のおっぱいのトラブル、つまる原因と血流」にて、助産院の先生がくわしく解説しています。

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