【体験談】おもちゃの病院でおもちゃを修理!流れや料金は?


子どものお気に入りのおもちゃが壊れて困った経験はありませんか。
わんぱく盛りの1歳児、大好きな「タッチペン」と「おもちゃドラム」を壊してしまいました。
そこで思い出したのがおもちゃの病院!
今回は体験をもとに修理の流れや修理内容についてご紹介します。

おもちゃの病院とは

「おもちゃ病院」とは、日本全国に約700ヶ所あり壊れたおもちゃを無料で修理するボランティアグループです。修理を担当するスタッフは、「おもちゃドクター」と呼ばれ、約1,000名が活動しています。

一般社団法人日本おもちゃ病院協会公式HP

こんなおもちゃを治してくれる!

おもちゃドクターは協会の養成講座を受けいろいろな種類のおもちゃを修理してくれます。
一番多いのはミニカーやプラレールなどのおもちゃ。
そのほかにも破れた絵本やラジコンなどあらゆるおもちゃを診てくれますよ!
音が鳴らないときは、スピーカー部分の修理交換をしてくれます。
(完治できるかどうかは状態によります)

受付~入院

おもちゃ病院は全国各地に存在します。
自宅から近い病院は協会HPから検索できます。
全国の病院リスト

またショッピングセンターのイベントなどで出張開院している場合もありますよ!
私は住んでいる自治体の病院で受診しました。

今回受診したおもちゃは2つ。
1つ目はおしゃべりタッチペンつきはじめてのずかん900
症状はタッチペンの電源が入らない。
2つ目はおもちゃドラム
症状はドラムの打面の破れ。

病院に入るとおもちゃドクターのシニア男性6人が座っていました。
受付担当の方から受診票を受取り、記入後おもちゃの問診がはじまりました。
問診内容によって担当のおもちゃドクターが呼ばれさらに詳しく説明します。
すぐ治る症状の場合は、その場でドクターが治してくれるそうです。
今回は、2つとも持ち帰り修理=入院となり、次回のおもちゃ病院開催日に受け取ることになりました。
引換券を受取おしまいとなりました。
待ち時間はなく15分ほどでおわりました。

修理の内容

受け取りにいくと修理内容を詳しく説明してくれます。
今回、「タッチペン」は修理不能、「おもちゃドラム」はきれいに治りました。

タッチペン

タッチペンは「基盤」が壊れてしまったため修理不能との結果になりました。
修理ができなかったとの報告だけで終わるのではなく、タッチペンの仕組みを詳しく説明してくれましたよ!

おしゃべりタッチペンは、紙に印刷されたコードを読み取って、基盤に内蔵された音声ファイルを再生する仕組みです。
先ずはタッチペンを分解しておもちゃの内部を見ながら音が鳴る仕組みを説明してくださいました。
普段、電子おもちゃの中身を見ることができないので子どもは興味しんしんでした。
また絵本に印刷されたドットコードを小型の顕微鏡(100倍)で見ることができ、仕組みを体感できたことは良い経験だと感じました。

おもちゃのドラム


叩き破いてしまったドラム表面!
こちらは新しい打面(ビニルフィルム)を張替え、フィルムはしっかりと固定されていました。
フィルムの固定に必要なパーツがいくつか失くなっていたそうで、
3Dプリンターで自作の固定枠を作成してはめてくださったそう!
フィルムの厚さがやや厚くなってしまったとの報告がありましたが
無料でここまで近しい素材で仕上げてくれたことに感謝です。

さいごに

買ってしまうほうが早いかな、と思ってしまうこともある壊れたおもちゃ。
おもちゃドクターによる診察を受けることでモノを大切に扱う気持ちが育まれるかもしれません。

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