2022年4月10日は「交通事故死ゼロを目指す日」、4月6日から15日までの10日間は「春の全国交通安全運動」の期間です。
小学生の歩行中の死者・重傷者数を学年別にみると、1年生の交通事故は多いことから、登校日を迎えるまでの準備の1つとして、親子で「交通ルール」を再確認しておきましょう。
新1年生は交通事故に注意
2017年~2021年の小学生の歩行中の交通事故を学年別にみてみると、1年生の死者・重傷者数は6年生の約3.7倍です。さらに、死者だけをみてみると1年生は6年生の約7倍となっています。
出典:政府広報オンライン
小学生の歩行中の死者・重傷者は、5年間で2,522人です。
上図をみるとわかるように、1年生の死者・重傷者数は最多の627人で、学年が進むにつれて減少するという特徴があります。
参照:政府広報オンライン
小学生に多い交通事故の特徴
小学生の歩行中の死者・重傷者数を月別にみると、6月の事故が最も多いことがわかります。
出典:政府広報オンライン
さらに、時間帯別では朝の7時台と14時台~17時台が多く、最も多いのは「15時台」とされています。
通行目的別では、下校や遊びのための外出で事故が多く、最も多いのは「下校中」となっています。
政府広報オンラインの情報によると、1年生の交通事故の第1ピークは5月中・下旬とされています。また、歩行中の死者・重傷者の原因は約4割が飛出しとなっています。
入学準備として交通ルールを確認しよう
これから新1年生となる子どもたちにとって、これからの時期は学校や習い事、友達の家や公園など、子どもだけでの行動範囲が広がる「一人歩きデビュー」の時期になります。
入学前に、子供たちが交通ルールを覚え、一人でも安全な行動をとれるよう、親子で交通ルールを再確認しておきたいものですね。
交通ルールをクイズで学ぶ
正しい交通ルールは、警察庁「交通の方法に関する教則」を再確認してみましょう。
その他にも、企業や自治体による交通ルールを楽しく学ぶことができる媒体があるので、子どもの成長や性格に合わせ、理解しやすいものをチェックしてみましょう。
上図は、企業による交通安全クイズで、ホームページからダウンロードすることができます。ダウンロードや印刷をしてクイズで遊ぶなら、下記のような都道府県の警察ホームページなどもあります。
参照:HONDA 楽しく学ぶ交通安全クイズ
参照:鹿児島県警察 小学生のための交通安全ミニクイズ
名古屋市役所の子ども向けホームページ「キッズなごや」では、ダウンロードせず、ホームページ上でクイズに答えることができます。
参照:名古屋市役所 交通安全クイズ
交通ルールをゲーム・動画で学ぶ
JA共済のホームページ「ちいきのきずな」では、子ども向けの交通安全ゲームや交通安全に関するYouTube動画を見ることができます。
上記の動画シリーズには、保護者向けの動画もあります。
子どものお手本になるように、親子で正しい交通ルールを学んでおきたいものですね。
参照:JA共済地域の地域貢献活動ちいきのきずな
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趣味は漫画・アニメ鑑賞。
オタク気質で、息子に買い与えたはずのミニカーに私がドハマりし、いつの間にか立派なミニカーコレクターに。
好物はフライドポテト。減量を諦め、現状維持に励む日々。