なんとなく家族がモヤモヤを抱えているなら、家族会議、始めてみませんか?
家族会議の始まり
きっかけは私が仕事を始めたこと
末っ子が幼稚園に入園して半年ほど経ったころ、
私の職探しも実を結び、仕事を始められることになりました。
最初は慣れない仕事や職場環境に疲れてしまい、
時間的にも制約がかかる中でこれまでできていた家事が滞るように。
もともと夫は非常に協力的であったうえに、
とても自然に追加の家事負担を買って出てくれましたが、
それでも平日は洗濯物の山がどんどん積み重なっていく始末。
これは一例ですが、そんな日々の中でなんとなくみんながモヤモヤした雰囲気になっていきました。
憧れの家族会議
そこでふと、子どもが生まれてから密かにずっと憧れていた家族会議を思い出しました。
子どもたちもそれなりに言葉を操るようになってきたことだし、
このモヤモヤをみんなで言語化して話し合う良い機会なのでは?と思い立ったが吉日。
すぐに家族会議を宣言して招集をかけました。
最初の家族会議はグダグダ
とりあえず家族を集めただけの初回は、長女から「長い!」とダメ出しを受けました。
親の伝えたいことが多すぎて、説教のような時間が思いのほか長引いてしまったのが原因です。
これでは続かないと反省し、家族会議の位置づけから作戦を練り直しです。
我が家の家族会議は月に一度
初回の会議が大失敗に終わってしまったことを素直に子どもたちに謝り、
一緒にどんな会議にしたいかをヒアリングして改良を重ね、
現在は月初の土日のどちらかで30分~1時間と時間を決めて毎月開催しています。
基本はおやつタイム
毎月の会議をとにかくよい雰囲気で行い、できれば楽しみにしてほしかったので、
時間をおやつの時間に合わせて普段食べないような特別なおやつを用意するように心がけています。
美味しいものを食べ、明るい雰囲気でリラックスした空気の中、
意見を述べやすい環境を作りたかったのでこれは必須です。
今月のおやつは我が家みんな大好きな鳩サブレーでした。
頑張ったことや人を自薦と他薦で発表
会議はまず、「頑張ったで賞」の発表から始まります。
自分で自分の頑張りを発表してもよし、他の家族の頑張った姿を見ていたよと伝えるのもよし。
面白いのが、一人が他薦で頑張ったで賞を発表すると、
頑張ってたよねと言われた側の人が、また他の人の頑張ったで賞を他薦し始めるという
素敵な誉めあいっこの時間が始まります。
この時間のために、家族メンバーの頑張っている姿を見逃さまいという心構えで日ごろから過ごすようになりました。
認められるって誰もが嬉しいものですよね。
子どもから提案が出るように
家族という共同体を運営していくうえで必要なルールを決めるのは、
これまで大人の役割だと思っていた子どもたち。
家族会議の中で理由や根拠付きで提案すると、
自分たちの案も可決採用されるチャンスがあると理解したようで、
様々なルールや改善案を提示してくれるようになってきました。
例えば、お風呂から上がる際には、自分が出したゴミが浮いていないか
一度バスタブを確認してから上がるようにしませんか、という提案が長女からありました。
5人家族が交代でお風呂に入っていると、確かに浴槽がずーっと綺麗ということはあまりありません。
家族といえど、お互いに気分良く過ごすための配慮をしてみませんかという提案が子どもからもらえて、
彼女らの成長を感じるとともに、私たち大人も身の引き締まる思いでした。
オリジナルルールの家族会議、開催してみては?
始めてから1年以上経ちますが、今のところ我が家ではいいところ尽くしの家族会議。
ちょうど区切りの良い年明けからでも、始めてみてはいかがでしょうか。
とにかくポジティブな夫と、8歳(娘)、6歳(息子①)、4歳(息子②)の3人の子宝と5人暮らし。
「死に際の後悔を最小限にする生き方」を日々模索しています。
正解のない子育てにおいては特に「本当にアレでよかったのか?」と自問自答する毎日ですが、家族の笑顔が第一目標です。
第一子を出産後、親戚も友達もいない地での最初の子育ては非常に孤独なものでした。
自分の周りに“母親”はたくさんいるし、いたはずなのに、この孤独について教わる機会がなかったのです。
私の記事を読んでくださったママだけでも、読んでくださっているこの瞬間だけでも、この孤独から解放されますように。