こども服のお店でこの時期増えてくる「裏起毛」の服!
SNSで裏起毛の服について議論が起きていたり、保育園では裏起毛服の着用が禁止されていたりと子どもの冬服には気を付けたいポイントがいくつかあります。
今回は、裏起毛服ってそもそも何?ということ、注意したいポイントをまとめました。
裏起毛とは?
秋冬に欠かせないパーカーやトレーナーの生地の裏側部分には「裏毛(うらけ)」と「裏起毛(うらきもう)」があります。
「裏毛(うらけ)」は、タオル生地のようにパイル(ループ)状に編み込んだもの。
保温性や吸水性が高いのが特徴です。
一方、「裏起毛(うらきもう)」は裏毛(うらけ)の表面を特殊加工して毛羽立たせたもの。
「裏毛」生地よりも厚みが増して、生地の中に空気が多く含まれるので、保湿性が高いのが特徴です。
裏起毛服で注意すること
裏起毛服の着用を禁止している保育園・幼稚園も多いです。
なぜ裏起毛の服がダメなのか、子どもが裏起毛服を着るときの注意ポイントをまとめました。
静電気が起きやすい
裏起毛の多くはポリエステルといった化学繊維を使って作られています。
そのため裏起毛の服を脱ぐときに静電気が起きやすくなります。
着替えを嫌がってしまう子もいるので要注意!
汗を吸収しない
ポリエステルの素材自体は汗を吸収できません。
そのため、空調の効いた室内で裏起毛の服を着ると、暑すぎて汗をかいても吸収されずに蒸れて冷えたり、肌荒れを起こすことがあります。
ちなみに肌に触れる服は綿素材のものを選ぶのが良いです。
体温調節が難しい
2歳ごろまでは「汗をかいて体温調節をする汗腺」が未発達です。
裏起毛の服1枚を着せるよりも、汗を吸収しやすい肌着+薄手の服+ジャケットなどで動きやすく、簡単に体温調節できる服装がおすすめです。
まとめ
裏起毛の服は生産コストが安いというメリットがあり、真冬になるにつれて、子供服を扱っているお店では裏起毛の服ばかりになってしまうなんてことも。
デザインも豊富なので、寒い休日の外遊びで着用するなど、気候や状況に合わせて調整するとよさそうです。
園で使う薄手の長袖服は早めに買うようにしてきましょう。
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生まれも育ちも九州。数年前に千葉に引っ越してきて、子育ても始めました。
5歳娘を自己肯定感の高い子にするために、日々勉強中です。
趣味はポイ活。