電気料金の値上げ!?全世帯対象の再エネ賦課金とは?


先月、4月分の電気料金から家庭の電気料金に上乗せされている負担金が値上げするというニュースがありました。
電気を使っている家庭はもれなく負担対象となっている再エネ賦課金について調べてみました。

電気料金年間1,000円以上値上げ!?

太陽光や風力など、再生可能エネルギーの普及のため、家庭の電気料金に上乗せされる負担額が、2021年度は1,000円以上値上がりして、初めて年間1万円を超える。
引用:Yahoo!ニュース「電気料金1000円超値上げ 再生可能エネルギー普及へ」

3月末に流れたこのニュースで、電気料金に上乗せされている負担額(=再エネ賦課金)というものを知った方も多いのではないでしょうか。
実は私も知りませんでした。

再エネ賦課金とは?

再エネ賦課金とは

出典:四国電力

再エネ賦課金とは「再生可能エネルギー発電促進賦課金」のことで、太陽光や風力といった再生可能エネルギーで発電した電気を買い取るためのお金のことをいいます。

原子力や火力発電に比べて割高になってしまう太陽光発電・風力発電などが普及するまでの間、買い取りにかかるお金を電気使用者から集める仕組みです。

再エネ賦課金は、電気料金に上乗せする形で請求されています。

再エネ賦課金の推移

2012年度から始まった再エネ賦課金の徴収。
一般的な家庭では最初は年間700円程度の負担でしたが、2021年度は年間1万円越えになりそうです。

【再エネ賦課金の推移】
標準家庭の平均的な電気使用量(260kWh/月)で負担額を計算。
2012年度は8月分から3月分。

年度 買取単価 負担額
2012年度 0.22円/kWh 年間686円
月額57円
2013年度 0.35円/kWh 年間1,092円
月額91円
2014年度 0.75円/kWh 年間2,340円
月額195円
2015年度 1.58円/kWh 年間4,930円
月額411円
2016年度 2.25円/kWh 年間7,020円
月額585円
2017年度 2.64円/kWh 年間8,237円
月額686円
2018年度 2.90円/kWh 年間9,048円
月額754円
2019年度 2.95円/kWh 年間9,204円
月額767円
2020年度 2.98円/kWh 年間9,298円
月額775円
2021年度 3.36円/kWh 年間10,483円
月額874円

まとめ

この機会に毎月の電気料金の明細をチェックしてみてください。
我が家は暖房を使わなくなった先月の電気使用量が260kWhだったので、暖房・冷房を使う季節はさらに負担額が増えてしまいます。

これまでの推移、まだまだ太陽光や風力発電が普及しきっていないことを考えるとこれからも負担額は増えていきそうです。
今のところ再エネ賦課金を減らすには節電しかありません。

そして、企業や工場で使われている電気代にも同じように再エネ賦課金がかかっています。
ということは、今後物価の値上がりとも関係してくる可能性がありそうです。

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