「ママ見て!」「ねぇ、ママってば!」1日100回以上言われることもあるこのセリフ。最初は返事ができても、何度も繰り返されると心がどんどんすり減っていきますよね。
私も、返事をするまで呼ばれ続けることに疲れて心に余裕がなくなっていた時期もありました。料理中やトイレに居るときもお構いなし、「返事をしたくない」と思うことにさえ罪悪感があって苦しい毎日。今回は私が、心の余裕を取り戻すために実践した3つの対処法をご紹介します。
子どもに「目を向ける時間」を決める
子どもの「ママ見て!」にすべて答えるのは、ママの体力が持ちません。そこで私は、「今は手が離せないけれど、これが終わったらちゃんと見るね」と伝え、子どもと向き合うタイミングを決めました。たとえば、
- 洗濯を畳んだあと
- 料理の準備ができたあと
- お風呂掃除のあと
- お着替えのあと
タイミングを決めておくことで、子どもにも見通しができて安心します。手を止めて「すごいね!」と一言リアクションをするだけでも、子どもは満足してくれるようになりました。
「タイマー」や「時計」を活用して「後で」を見える化する
「あとでね」では、子どもは納得できないことも多いですよね。だからこそ、「タイマーが鳴ったら見るよ」「針がここまできたら見るね」と具体的に伝えるようにしました。そうすることで、「ちゃんと見てくれる」という子どもの安心感に繋がり「ママ見て!」と何回も呼ばれることが減りました。
「あとでね」は曖昧で分かりにくいけれど、時計を使って時間を見える化してあげることは大切なんだと気づきました。
ママの「ひとり時間」を大切にする
何よりも大切だったのは、私自身の心の余裕を取り戻すこと。たとえば、
- お気に入りの音楽を流す
- ノートに気持ちを書き出す
- 温かい飲み物を飲む
- 軽いストレッチをする
これだけでも、気持ちがぐっと軽くなります。心にゆとりがあるだけで「ママ見て!」にも優しく応えられるようになりました。
「ママ見て!」の裏にある、子どもの想い
「ママ見て!」は、子どもの愛情表現。すべてに応えることはできないけれど、今の自分ができる範囲で心を込めて返事ができたら十分です。大切なのは、「ママが見てくれている」と子どもが感じられること。そして、ママの心の余裕を保つことです。
完璧じゃなくても、「ちゃんと向き合おうとする気持ち」は子どもにも伝わっているはず。今日も頑張っているあなたに小さな拍手を贈ります。
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流山おおたかの森在住、一児の母。
夫の転勤を機に、地元の北海道から千葉へ。
趣味は、家族旅行、ミュージカル鑑賞、絵を描くこと。
コーヒーを飲みながら、手帳を書く時間が好き。