
「もう自分で読めるから、読み聞かせは終わりかな?」子どもがひらがなを読めるようになる頃、多くのママが一度は考えることかもしれません。
我が家も、絵本をスラスラと読める子どもの姿を見て「そろそろ一人で絵本を読む習慣をつけた方がいいのかな?」と思うようになりました。
今回は、読み聞かせは何歳まで必要?子どもが一人で読めるようになっても心がけることについてご紹介します。
読み聞かせの目的は「読む力」だけじゃない
読み聞かせというと、文字を読む練習のように思われがちですが、一番の目的は「心を育てること」。
感受性が豊かな子どもは、物事をスポンジのようにどんどん吸収していきます。そのため、物語を通して、喜びや悲しみ、相手の気持ちを感じ取る力が育っていきます。
同時に、読み聞かせは「共感力」や「想像力」を養うメリットもあります。
だからこそ、子どもが自分で絵本を読めるようになっても、読み聞かせの時間大切な時間なのです。
小学生になっても続けるメリット
小学生になると、文字を読むことはできても「内容を理解する力」には個人差があります。
難しい表現や言葉の意味を親が補いながら読むことで、語彙力が広がり、理解力がぐんと伸びます。
また、小学生になると塾や習い事などで親子で過ごす時間が減っていきます。忙しい日々の中で、読み聞かせは親子のコミュニケーションの場にもなるので大切な時間です。
寝る前10分でも読み聞かせをすることで「今日はこんな話だったね」と語り合う時間が、子どもの安心感や信頼関係を深めてくれるのです。
「もう読まなくていい?」のサインが出たら
読み聞かせは大切と言いつつも、子どもが「自分で読みたい!」という時期もやってきます。
そんな時は、無理に続けるのではなく、読書の時間を共有することを意識してみましょう。それぞれが好きな本を、同じ空間で読む形に変えていくのがおすすめです。
我が家も週末は読書タイムを設けて、それぞれが好きな本を読む時間を設けています。
「読み聞かせ」から「読書の共有」へ、自然にシフトしていきましょう。
大切なのは、「読むこと」より「つながること」
読み聞かせは、年齢で区切るものではないと思っています。たとえ中学生や高校生になっても、同じ本を読みながら語り合うことで、心は育っていきます。
大切なのは、「一緒に本の世界を楽しむ」という気持ちです。今日から親子で一緒に心地よい絵本時間を過ごしてみてくださいね。
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流山おおたかの森在住、一児の母。
夫の転勤を機に、地元の北海道から千葉へ。
趣味は、家族旅行、ミュージカル鑑賞、絵を描くこと。
コーヒーを飲みながら、手帳を書く時間が好き。

