オムツも変えたしおっぱいもあげたのに赤ちゃんが泣き止まない…。原因が分からない赤ちゃんのぐずりに困っていませんか。
もしかしたらそれは「メンタルリープ」かもしれません。
メンタルリープとは?
オランダのプローイュ博士が提唱した赤ちゃんのぐずり期のこと。
博士によれば「赤ちゃんは生後20か月の間に10回のぐずり期を通過する」そうで、脳の発達と深く関係しているのだそうです。
メンタルリープが起こる期間と特徴
メンタルリープが起こる期間は「出産予定日」から数えます。実際に生まれた日ではないので注意しましょう。
それぞれの時期と特徴を簡単に紹介します。
1回目(生後5W/1か月過ぎ頃)
「五感のリープ」
自分の感覚に気づき、匂いや音といった外的刺激によって不安を感じる時期。
始めての育児だと親も不安ですが、赤ちゃんを優しく安心させてあげましょう。
2回目(生後8W/2か月頃)
「パターンのリープ」
繰り返し見たものを覚えたり感じたりといった規則性を理解し始める時期。
「あー、うー」といって喃語を発するようになり、自分を表現し始めます。
3回目(生後12W/3か月頃)
「推移のリープ」
五感も今まで以上に発達し、様々なことを感じられるようになる時期。
心身ともに赤ちゃんの成長を強く感じられる時期でもあります。
4回目(生後19W/4か月半頃)
「出来事のリープ」
理解力が急激にアップし、短い時間で連続して起こる現象を一連の流れとして覚えられるようになる時期。
手遊び歌のリズムや手振りも楽しめるようになります。
5回目(生後26W/6か月半頃)
「関係のリープ」
距離を理解し始め、ママが離れてそばにいないことを不安に感じるようになる時期。
手足も連動して動かせるようになるので後追いも見られるようになります。
6回目(生後37W/9か月過ぎ頃)
「分類のリープ」
物を手に持って観察したり食べ物を潰したりして、似たものと何が違うのか物事を研究、分類するようになる時期。
言葉も少しずつ理解できるようになります。
7回目(生後46W/11か月過ぎ頃)
「順序のリープ」
やりたいことを成し遂げるために必要な順序を考えて組み立てようとする時期。
積み木を積み上げたりパズルの形を観察して適切な組み合わせを考えたりします。
8回目(生後55W/1歳過ぎ頃)
「工程のリープ」
物事の工程全体を理解するようになり、自分でなんでもやりたがる時期。
それが上手くいかないと急に叫んだり怒ったりすることも。
9回目(生後64W/1歳4か月頃)
「原則のリープ」
学んできた工程にルールや原則があることを理解し始め、それを守らせようとする時期。
自我が強くなり要求が通らないと暴力的になったりすることも。
10回目(生後75W/1歳7か月頃)
「体系のリープ」
今まで学んできたことを体系的に理解し、大人と同じような価値観や考え方を学び始める時期。
善悪の判断力もつき始め環境に合わせて適応できるようになります。
まとめ
原因が分からなかったぐずりが、もしかしたらメンタルリープによるものかもしれないと思えたら少し気分が楽になりませんか。
それが本当かどうかはさて置き、赤ちゃんの脳の成長過程だということを心に留めておくだけでぐずりに対する捉え方が変わるかもしれません。
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夫の転勤で柏たなかへ。一児の母。
食べることと猫が好き。コミュ力の高さを褒められますが初めての人と話す時は内心ドキドキしています。
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夫・私・娘ともに五黄の寅年うまれ。