今回は知る喜び、みつける楽しさを教えてくれる絵本2冊をご紹介します。
『つやっつや なす』 いわさ ゆうこ 作 童心社
おいしそうなつやっつやのなす。
畑での様子や、なすの種類、なすの親戚の野菜たちとの花やへたの比較など、なすの知識がギュッとつまった絵本です。
「ぼっこんぽっこんぶらりんこ」、「くにゅ」、などの擬態語や、「むらさきでもない くろでもない なすだけもってる なすのいろ」など、いわさゆうこさんの言葉選びも素敵です。
日本全国のなすの分布地図がついていたり、しろまるなすや、ピンポンなす、ゼブラなすなど楽しいなすがいっぱいで、大人でもへぇ~っと見入ってしまいます。 なすが、とっても愛しく感じられる絵本です。
このどーんとやさいシリーズには、他に『きゃっきゃキャベツ』、『どっかんだいこん』、『ごんごろじゃがいも』、そして最新刊の『まっかっかトマト』があります。
『たべたのだあれ』 五味 太郎 作 文化出版局
さくらんぼたべたのだあれ?
あ!ぞうさんのしっぽがさくらんぼ!
左ページで、たべたのだあれ?と聞かれた食べ物を、右ページの動物の中の、どの子が食べたのか見つけていくのですが、よぉく見ないと見つからないものも。
五味太郎さんの動物は、色彩もとてもおしゃれで、サンドイッチを食べたヘビの縞が、ハムときゅうりのサンドイッチ柄になっていたり、牛乳を飲んだカラスのお腹が白くなっていたり、遊び心もいっぱいです。
2歳くらいのお子さんにぴったりな絵本です。
同じシリーズに『かくしたのだあれ』があります。
(株)CROSSASIA代表。子育てコミュニティ「ままてぃ」代表。中国瀋陽生まれ、大学から来日。棗、お粥、中華料理が大好き。食べるのも作るのも好き!
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