災害時には多くの人が不安を抱えますが、特に幼い子どもを守るママにとって防災対策はより重要です。
今回は、一般的な防災対策以外に、子どもとママのための工夫について一緒に考えてみましょう。
子どものための防災対策
災害時でも子どもが安全で快適に過ごせるようにするには、子ども仕様の準備が必要です。
完全な備品リストとはいきませんが、具体的にイメージしながら考えていきましょう。
食事と飲み物の備蓄
子どもは大人とは違い、食べられるものが限られています。
非常食として特別に用意するだけでなく、日ごろから食べたり飲んだりして慣れておくと、いざという時の抵抗感が薄れますよ。
- 離乳食(市販の瓶詰めやパウチ型がおすすめ)
- アレルギー対応食品
- 液体ミルクと使い捨て哺乳瓶
- 子ども用飲料水
快適さを保つためのアイテム
避難所や車中泊では、子どもの安心感を守ることが大切です。好きなものや集中できるものを用意して、環境の変化に備えましょう。
できるだけ光や音が出ないものの方が、周りに気兼ねなく使用できるかもしれません。
- お気に入りのおもちゃやぬいぐるみ
- 絵本や塗り絵セット
- トランプやかるた
- 子ども用毛布や抱っこ紐
衛生と健康管理
災害時に衛生を保つことは非常に重要ですが簡単ではありません。
必要最低限のアイテムは自分で揃えるようにし、子どもの健康を守りましょう。
- おむつ(3日分以上)
- 着替え(下着含む、1日2セット×3日分以上)
- 体温計と子ども用の解熱剤
- 消毒用アルコールとウェットティッシュ(おしりふきも兼ねる)
ママのための防災対策
子どもを守るためには、まずママ自身の健康と安心感を維持することが大切です。
緊急時こそ子どもばかり優先させるのではなく、自分の心も体も守ってあげられるように備えましょう。
体力と心を支える備品
災害時には体力が必要になります。手軽にエネルギーを補給できるものを用意しておきましょう。
- エネルギーバーやナッツ、チョコレート(日持ちするお気に入りのお菓子等)
- ペットボトル飲料(スポーツドリンクもおすすめ)
- 携帯用枕やアイマスク
- 母子手帳や健康保険証のコピー
緊急時の情報と連絡手段
避難先での連絡や情報収集のために、通信手段はぜひ確保したいもの。
また、緊急時には冷静さを欠いて脳が思ったように働かない可能性もあります。
電力に頼らずに情報を得られるよう、念のため紙ベースでも準備しておきましょう。
- モバイルバッテリー(複数)
- 家族や知人の連絡先リスト(紙ベースで準備)
- 地域の防災マップと避難所リスト
ママ自身のリフレッシュアイテム
心の安定を保つために、自分をリフレッシュさせるアイテムもぜひ用意してください。
- 好きな香りのハンドクリームやリップクリーム
- 小さな日記やメモ帳とペン
- 汗ふきシート
さいごに
非常時に子どもとママができるだけ安心して過ごすためには、日ごろの備えが欠かせません。
今回ご紹介したアイディアをもとに、家庭の状況に合わせた防災計画を立ててみてください。
とにかくポジティブな夫と、8歳(娘)、6歳(息子①)、4歳(息子②)の3人の子宝と5人暮らし。
「死に際の後悔を最小限にする生き方」を日々模索しています。
正解のない子育てにおいては特に「本当にアレでよかったのか?」と自問自答する毎日ですが、家族の笑顔が第一目標です。
第一子を出産後、親戚も友達もいない地での最初の子育ては非常に孤独なものでした。
自分の周りに“母親”はたくさんいるし、いたはずなのに、この孤独について教わる機会がなかったのです。
私の記事を読んでくださったママだけでも、読んでくださっているこの瞬間だけでも、この孤独から解放されますように。