2021年のお月見・十五夜・中秋の名月について、秋の七草の種類についてまとめています。
2021年のお月見・十五夜はいつ?
お月見とは、旧暦8月15日から16日の夜(八月十五夜)と旧暦9月13日から14日の夜(九月十三夜)に行われます。
日本のお月見に関する催しでは「十五夜」や「十三夜」と呼ばれたりしていますね。
旧暦と新暦ではズレが生じているため十五夜の日付は毎年変わり、2021年の十五夜は9月21日(火)です。
この十五夜に見える月を「中秋の名月」※とも呼びます。
※中秋の名月とは?
中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)の“中秋”とは“秋の中日”のことで旧暦8月15日を指し、中秋の名月とは旧暦8月15日に見える月のことを意味します。
お月見は何をすればいいの?
お月見は、満月を眺めて楽しみます。
また、ススキを飾る、お月見団子を作る、旬の収穫物をお供えするなどの習慣があります。
日本では卵の黄身を満月に例え、卵料理に月見という名前を付けて販売していることがあります。
秋の七草とは?
お月見で飾るススキは、秋の七草の1つです。
秋の七草とは、以下の7種類の花のことを言います。
・葛(くず)
・萩(はぎ)
・桔梗(ききょう)
・撫子(なでしこ)
・藤袴(ふじばかま)
・女郎花(おみなえし)
・尾花(おばな)※
※「尾花」とは、ススキの別名です。
秋の七草の由来
万葉集の中で、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ2首の和歌がもとになっていると考えられています。
「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」
諸説ありますが、“朝貌”は桔梗と考えられています。
秋の七草の楽しみ方
「春の七草」はお粥にして食べるという楽しみがありますが、秋の七草は全て花であり、眺めて楽しむものとされています。
まとめ
つまり、2021年のお月見は十五夜(9月21日)と十三夜(10月18日)があります。
さらに詳しく解説すると、この2つのほかに十日夜(とおかんや)という行事もあります。
十日夜は旧暦10月10日の行事で、2021年は11月14日(日)になります。
収穫祭としての要素が強く、田んぼの稲刈りが終わり田の神が山に帰る日である「刈上げ十日」とも呼ばれています。
収穫のお祝いとして、餅などの収穫した食べ物をお供えして収穫に感謝し、翌年の豊穣を願います。
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オタク気質で、息子に買い与えたはずのミニカーに私がドハマりし、いつの間にか立派なミニカーコレクターに。
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