節分は、「鬼はそと〜!福はうち〜!」と言いながら豆まきをするのが一般的ですよね。
その一方、実は豆まきをしなくてもいい苗字の人がいるって知っていますか?
今日は、節分のトリビアをお伝えします。
節分に豆まきをしなくていい苗字の人がいる!?
X(旧Twitter)でこんなアンケートを取ってみました!
このアンケート調査によると、全体の80%の方が「知らない」と回答。
節分に豆まき不要の苗字の人がいるということについて、ほとんどの人が初耳のようでした!
節分で豆まきしなくていいのは「ワタナベ」さん!そして「サカタ」さんも!?
「ワタナベ」姓が豆をまく必要がない由来
ある伝説によると、平安時代に鬼が大江山(京都府)を荒らしまわっていたそうです。
そこで、平安時代の将軍・源頼光(みなもとのよりみつ)は、「頼光四天王」と呼ばれる優秀な部下4名とともに討伐隊(とうばつたい)結成し、鬼退治に行きました。
その中の1人が渡辺綱(わたなべのつな)という人物。
渡辺綱(Wikipediaより)
渡辺綱は見事に鬼を仕留め、一番強い鬼の腕を切り落としたそうです。
渡辺綱の強さに衝撃を受けた鬼たちは、渡辺一門を恐れるようになり、その後「ワタナベ」姓の子孫にも近づかなくなったんだとか。
この言い伝えによって、「ワタナベ」さんは節分にわざわざ豆まきをする必要がなくなりました。
この鬼伝説は関西圏の話ですが、「ワタナベ」さんは東北地方などにも広く分布しており、全国どこでも「ワタナベ」さんは豆まき不要とのこと。
さらに「渡辺」だけでなく、「渡部」「渡邊」「渡邉」など漢字が別表記でも豆まき不要だそう。
面白いですね!
「頼光四天王」にはあの金太郎もいた!「サカタ」姓との関係は!?
頼光と一緒に鬼退治に行った「頼光四天王」の中には、坂田金時(さかたのきんとき)という武士もいました。
この坂田金時、実はあの金太郎が成長した姿なんだそう。
坂田金時には、渡辺綱のような具体的な鬼退治のエピソードはないものの、渡辺綱の同僚というだけで鬼たちには恐れられ、「サカタ」という苗字の人にも鬼は近づかなくなりました。
「頼光四天王」にはあと2名の人物がいたのですが、渡辺綱と坂田金時があまりにも突出して強かったことで、「ワタナベ」姓・「サカタ」姓のみが鬼たちに怖がられていたらしいのです。
金太郎は、むかし話でも幼い時からクマと相撲をとったりして体を鍛えていましたもんね!
※言い伝えには諸説あり
まとめ
なぜ「ワタナベ」さん・「サカタ」さんは節分に豆まき不要なのか、その由来についてまとめました。
知り合いの「ワタナベ」さんにこのことについて直接尋ねてみたところ、やはり子どもの頃に「うちは豆まきする必要がないのよ」とお母さんに言われたそうです。
みなさんの周りの「ワタナベ」さん・「サカタ」さんにも是非聞いてみてくださいね。
以上、節分のトリビアでした!
【合わせて読みたい】
夫の転勤で柏たなかへ。一児の母。
食べることと猫が好き。コミュ力の高さを褒められますが初めての人と話す時は内心ドキドキしています。
会いたいと思った人にはなぜか会えたりシンクロが起きやすい体質で“偶然”を作り出すスキルを研究中。
夫・私・娘ともに五黄の寅年うまれ。