
子どもと行く旅行って、親にとっては「ゆっくりしたい」という願いと、子どもにとっての「楽しいことを詰め込みたい!」のバランスを取るのが難しいものですよね。
私たちも2歳の息子を連れて栃木県の鬼怒川温泉へ出かけましたが、想定外のプチトラブルが沢山ありました。
ここでは、そんな実体験から学んだ「2歳前後の子どもと温泉旅行をするときに気をつけたいポイント」をご紹介します。
目次
子連れ旅行の難しさは「タイムコントロール」と「周囲への気遣い」
幼児との旅行は、どうしても大人のペースで動けません。特に1~2歳の幼児は、長時間座り続けるのが難しく、機嫌の揺れ幅も大きめ。初めての環境に刺激されやすいこともあり、時間の制約が強いシーンほどトラブルが起きやすくなります。
また、周りの人への影響も子どもとの旅の難しさのひとつ。気を遣いすぎても楽しめないけれど、迷惑にはなりたくない……と悩みますよね。
今回の旅で起きた予想外は、ほとんどがこの2つに関係していました。
個室電車に乗れなかった!移動は「思い通りにいかない前提」で
子どもとの移動は、席の種類や予約状況に関わらず、どうしても予想外が起こりやすいもの。
我が家の場合、子どもが自由に過ごせるよう特急電車の個室(ボックス席)を予約していましたが、乗り換え路線の運転見合わせで間に合わず、急遽一般車両に乗ることに。静かな車内でテンションの上がる息子をあやし続けるのは、なかなか大変でした。
移動中のトラブルはあって当然のものとして、静かに遊べるおもちゃ、好きなお菓子、気をそらせる小物などを多めに用意しておくと、親の心もぐっと楽になります。
2歳児との食事は“時間”と“周りの雰囲気”が大きなカギ
温泉旅行の楽しみでもある食事。今回は大人がゆっくり味わいたくてコース料理を選びましたが、宿の都合で開始が1時間遅れに。提供ペースもゆっくりで、気付けば3時間の長丁場になっていました。
2歳児が3時間座り続けるのはやはり難しく、途中からは退屈や眠気で落ち着かない様子に。ここで感じたのは、大人向けで落ち着いた宿は、お酒を飲むのが前提なので料理のペースもゆっくりになりがちということでした。
コース料理を選ぶ際は、時間の調整ができるか、キッズメニューやキッズチェアがあるか、半個室や定食形式など別スタイルが選べるかなどを確認しておくと安心です。
親のベッドに登ってきた…寝具関連も要チェック
今回の宿は洋室だったので、息子は子ども用布団で眠る予定。ところが、普段と違う環境が不安だったのか、夜中に起きて親のベッドに登ってきてしまいました。寝返りのたびに端へ寄ってしまい、親は落下しないかヒヤヒヤして何度も目が覚めました。
いつもと違う環境では、子どもの行動も変わってくるもの。布団の部屋が選べるか、ベッドガードが借りられるか、添い寝の安全対策ができるかなど、細かいことまで確認しておくと安心ですね。
「子連れ歓迎」の文字だけで判断しない
今回の宿も「子連れOK」ではありましたが、実際の設備や雰囲気は大人向け。静かに過ごすお客さんが多く、少し肩身が狭い場面もありました。
“子ども可”と書いてあっても“ファミリー向けの宿”とは限らないということですね。宿泊客の傾向や、キッズスペース・ファミリープランの有無、口コミからわかる「客層」の情報などをチェックしておくと、ミスマッチを防ぎやすくなります。
まとめ:トラブルも「旅の思い出」。
振り返ると予定外の連続でしたが、それぞれが「子どもに合わせた旅づくり」の大切さを教えてくれました。子どもが心地よく過ごせる環境を重視した方が、結果的にいちばん親もリラックスできるのだとわかりました。
ただ、ドタバタも含めて「この時期ならではの旅の思い出」になった気もします。
これから子連れ旅行を計画する方は、「こんな失敗もあるんだ」と反面教師として役立てていただけると嬉しいです。
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