【注意】子どもの「ホワイトデー」食べられないお菓子リスト


バレンタインデーに息子がチョコをもらってきたけれど、ホワイトデーのプレゼントを一人で選べそうにない。
パパやママがホワイトデーのプレゼント選びをアシストするなら、購入前に確認しておきたい食べられない「ホワイトデーのお菓子リスト」を、ママライターがママ独自の目線で調べてみました。

年齢や成長によって注意すべき食べ物

奥歯がまだ生えそろっていない、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではないなど、低年齢の子どもの場合、食べ物による窒息・誤嚥に注意が必要です。
近年でも、乳児向けのパンによる事故節分の豆による事故がニュースで取り上げられていましたが、子どもの窒息・誤嚥事故は他の食品でも発生しています。

乳児向けパンによる窒息事故

2020年10月、国民生活センターの「医師からの事故情報受付窓口」には、“10ヶ月頃から”と表示されたパンを10カ月の男の子が食べて窒息・死亡、2021年6月には同じ銘柄で対象年齢の表示がないパンを11カ月の男の子が食べて窒息したという事故情報が寄せられます。


参照:独立行政法人国民生活センター

5歳以下の子どもの誤嚥・窒息事故

「医療機関ネットワーク事業」の事故報告によれば、過去10年間(2010年~2020年)に医療機関から寄せられた情報のうち、14歳以下の子どもが食品を窒息または誤嚥した事故情報は164件あり、このうち5歳以下の事故は86%(141件)を占めています。
この事故の原因となった食品は菓子類が最も多く、次いで豆・ナッツ類です。

1位となってしまった菓子類の中には、“あめ・ラムネ・グミ・せんべい・あられなど”が含まれています。

個人によって「食べられないお菓子」がある?

もちろん好き嫌いの問題もありますが、様々な理由から特定のお菓子が食べられない子どももいます。

食物アレルギーで「食べられない」

“食物アレルギー”は、特定の原材料(食べ物)を食べたり触れたりすると、アレルギー反応が起こります。重篤な状態の「アナフィラキシーショック」と呼ばれる、生命の危険にまで及ぶ症状が出ることもあるため、アレルギーにはとくに注意したいですね。
お店で販売されている加工食品の容器や包装を見ると、栄養成分などのほかに「特定原材料」として、食物アレルギー症状を引き起こすとされる特定原材料が、含まれているかどうかが記載されています。

「特定原材料」として表示義務があるものは7品、さらに原材料として含む旨を可能な限り表示するよう努めることと(推奨)されている特定原材料に準ずるものは21品あります。
①表示義務のある「特定原材料」
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)
②表示が推奨されている「特定原材料に準ずるもの」
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
参照:食品表示基準について別添アレルゲン関係

歯科矯正中で「食べられない」

歯科矯正中・治療中の子どもの場合、装置を壊さないようにするために硬い食べ物を食べることを控えたり、粘り気があって装置にくっつきやすい食べ物は虫歯の原因になるために、なるべく食べないように気を付けているご家庭もあります。
例えば、ガム、キャラメル、グミ、かたいおせんべい、アメなど、各家庭やかかりつけの歯科医師の指導によって食べられない・食べないように注意している食品があることも念頭に置いておきましょう。

食事制限があり「食べられない」

糖尿病など病気の治療のために、食事に関して細かなルールがあり、むやみにお菓子を食べられない場合もあります。

教育上の理由で「食べられない」

虫歯になりやすいこと、添加物の有無などを理由に、特定のお菓子を食べないようにしている家庭もあります。

まとめ

せっかくホワイトデーのプレゼント、あげた・もらったお菓子を食べられないのは、お互いに悲しい気持ちになりますね。
子どもの年齢によっては、自分の食物アレルギーについて説明できない場合など、保護者の目の届かない所でプレゼントを渡した結果、子どもがすぐに口に入れてしまい、後で取り返しのつかない状況に陥る可能性もあります。
家庭によって考え方が違うことなどを踏まえて事前に保護者に相談したり、低年齢の子どもの場合は保護者の目の届く所で渡す、食べ物が難しいときはハンカチやポーチのような食べ物ではないプレゼントも検討してみるなど、お互いにハッピーなホワイトデーにしたいものですね。

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