日本産婦人科学会では、35歳以上の妊婦が初めて出産することを高齢出産としています。不安も多い高齢出産ですが、今回は5名の方にご協力いただき高齢出産のポジティブな面に焦点を当ててリアルな声をお届けします。
【リアル体験談】高齢出産でよかったことは?
それぞれ感じたことを教えていただきました。
(Hさん・出産時36歳)
友達は出産している人がほとんどだったので心強かったし、ベビーグッズのお下がりをいただくこともありました。これまでの人生で色々経験してきている分、落ち着いて対処できることもあるのかなと思います。
(Kさん・出産時37歳)
若いうちに仕事やプライベートでやりたいことを一通りしたので、今は仕事を休むことや自分の時間がなくてもあまり苦になっておらず長年待ち望んだ子どもとの時間を楽しんでいます。
自分が若いときに産んでいたら社会的な経験値が少ない分、あまり客観的に子どもと接することができなかったと思います。
(Mさん・出産時36歳)
出産までに色々好きなことができ、たくさんの経験ができたので、子どもが大きくなったらいろんな面からアドバイスできるかなと思っています。
(Sさん・出産時39歳)
キャリアを一通り積んでいるので、裁量権をもった状態で産育休に入ることができました。育休が明けて会社に戻った時、同僚が待っていてくれたことも嬉しかったです。
(Uさん・出産時42歳)
私の場合は、仕事をひと通り経験出来たことで気持ちの区切りができ退社を決めて、妊活に専念する時間がつくれたことです。
周りのことを何も気にせず、ゆったりとお腹の赤ちゃんと一緒に過ごせたことが幸せな時間でした。
これからご出産される方へ
高齢出産経験者のみなさんから、メッセージをいただきました。
(Hさん・出産時36歳)
子育ては体力勝負とも言われますが情報戦でもあるので、人生経験が長い分これまでの経験が役に立つ場面はきっとあるはずです。それと、年下のママ友がたくさんでき新たな刺激をもらっています。今の環境を楽しんで欲しいなと思います。
(Kさん・出産時37歳)
ご妊娠おめでとうございます。日本の医療レベルは高いので、あとはお医者さんに任せてお腹にいる赤ちゃんとの時間を楽しんでください。
(Mさん・出産時36歳)
若くして出産しても、高齢出産でも育児に関わる大変さは変わらないと思うので、授かった時が1番いいタイミングだと思って我が子との対面を心待ちに過ごしてください。
(Sさん・出産時39歳)
生まれてきてくれた子どもが可愛くて妊娠期間中の不安以上の幸せを感じています。これから出産される方も頑張ってきてよかったと思うはずです。
(Uさん・出産時42歳)
市などで行なっている妊婦さんの集いなどがあることを最初から知っていればなと思いました。個人的にはベビーカーのことや食事の支度、離乳食、母乳やミルクの混合など生活の大部分をしめることを先輩ママさんや専門の方に聞いておきたかったなと思いました。出産後についてあまり調べていない方はぜひ調べておくことをオススメします。心の準備にもなり気持ちに余裕がもてる気がします。
まとめ
高齢出産でよかったことについて経験者の声をまとめました。
私自身も35歳で出産しましたが、30代後半に差し掛かっても尚毎日新鮮な経験をさせてくれる育児は自分にとって感慨深いものがあります。
お話を聞かせてくださった5名の方、ありがとうございました。
夫の転勤で柏たなかへ。一児の母。
食べることと猫が好き。コミュ力の高さを褒められますが初めての人と話す時は内心ドキドキしています。
会いたいと思った人にはなぜか会えたりシンクロが起きやすい体質で“偶然”を作り出すスキルを研究中。
夫・私・娘ともに五黄の寅年うまれ。