
「なんで海はしょっぱいの?」「なんで歯磨きしなきゃいけないの?」
毎日のように繰り返される、子どもの“なんで?”攻撃。
可愛いけれど、忙しい時や疲れている時には正直ちょっとしんどいものですよね。
私も以前は「今は無理!」とつい流してしまうことがありました。
“質問攻め”にイライラしていた日々

子どもが3歳の頃、とにかく質問が止まらない時期がありました。
料理中も洗濯中も、「なんで?」「どうして?」の連続。
最初は丁寧に答えていたのですが、だんだんと「なんでって言われても…」とイライラしてしまうことも。
そんな時、支援センターの先生に「“なんで?”は“学びたい”のサインなんですよ」と言われ、ハッとしました。
子どもにとって“なんで?”は会話であり、世界を理解するための大切な一歩。
この言葉をきっかけに、私の“なんで?”対策の意識が大きく変わりました。
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“調べる時間”を一緒に楽しむ

それからは、質問が出たら「じゃあ一緒に調べてみよう!」と言うように。
図鑑を開いたり、スマホで動画を見たり。
たとえば「なんで歯を磨かないといけないの?」と聞かれた日は、子どもと一緒に本屋さんへ行き、歯に関する本を選んでイラストを見ながら説明しました。
この“なんで?”対策を始めてから、ただ答えるだけよりも親子の会話がぐんと増えました。
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親も「知らない」を怖がらない

以前は「ちゃんと答えなきゃ」と思ってプレッシャーを感じていましたが、今では「ママも知らない!一緒に調べてみよう」と言えるように。
完璧じゃなくても大丈夫。
むしろ「大人も学び続けている姿」を見せることで、子どもも「知るって楽しい!」と感じてくれます。
“なんで?”に対して完璧な答えを出すよりも、「一緒に考える時間」を持つことがいちばんの対策です。
“なんで?”はコミュニケーションのチャンス

子どもの“なんで?”は、親子の信頼関係を育てるチャンス。
質問に向き合う時間は、「あなたの言葉をちゃんと聞いているよ」というメッセージでもあります。
今では、子どもの“なんで?”が飛んでくると「どんな世界が見えているのかな?」とワクワクします。
小さな「なんで?」をきっかけに、子どもの心の成長を感じられる瞬間が増えました。
おわりに
“なんで?”攻撃に疲れた時は、少し見方を変えてみましょう。
それは、子どもの好奇心が花開く瞬間。
そして親子で一緒に学べる、最高の時間かもしれません。
上手な“なんで?”対策をしながら、今日も子どもと一緒に「知る喜び」を楽しみたいですね。
調理師免許や子育て支援員などの資格を持っています。
男の子と女の子の2児の母。
趣味は料理やお菓子作りで子どもたちと一緒に作って食べる時間を楽しんでいます。
ハンドメイドが得意でアクセサリーを作るのが大好きです。
週末には家族でお出かけすることが多く近隣のイベントを調べて遊びに行くなどフットワークも軽い方です。











