我が家には3人子どもがいます。
10年近く専業主婦をしていた私が、末っ子の幼稚園入園をきっかけにパートタイムで社会復帰して
あっという間に1年が経過しました。
その中で私と家族にどんな変化があったのか、振り返ってみます。
職場探しで重要視した点
いくつもありますが、ここでは上位3つをご紹介します。
子どもの体調不良による急な欠勤への対応
これは誰も悪くないこととはいえ、会社も自分も予定が狂うという意味で迷惑をかけてしまう関係者が多く、
仕事を再開する上で最も心配だったことのひとつです。
有り難いことに、現在の職場では上司も同僚も子育て真っ最中の同世代が多く、
「お互い様」の雰囲気が漂っているので、ほぼ気兼ねなく看病休みを頂けています。
職場の雰囲気は実際に働いてみないとわからない面ではありますが、
このポイントをクリアしているかどうかが私にとっては最も重要といっても過言ではありません。
学校・幼稚園行事等による勤務調整
子どもが幼く私を必要としてくれるうちはできるだけ子どものために時間を割きたい
という理由で10年近く専業主婦をしてきた私にとって、
子どもの行事には絶対参加したいという希望がありました。
したがって、平日に組まれる子どもの行事もきちんと参加できるよう
勤務調整に柔軟に対応してもらえるかどうか、も外せない条件のひとつでした。
週3勤務だと週1で心の充電時間が作れる
7日ある1週間のうち、土日の2日間は子どもも夫も家にいて母親業を休む暇はありません。
平日5日間のうち4日働いてしまうと、残りの1日に子どもの行事や通院などの予定が入った時に
母親業を手放す時間が無くなってしまうことに気が付きました。
そこで、今は勤務を週3に抑えることで、予定が増えてきても
最低週1で自分のためだけに使う時間を作れる日を確保しています。
家庭の仕事もすべて一旦脇に置き、心の充電時間をもつことで、
子どもたちが帰宅してからも笑顔で接することができます。
働き始めてよかったこと
これもたくさんありますが、ここでは手短に上位3つだけご紹介しますね。
自分で稼いだお金という自尊心を少し取り戻せた
これが私の中では断トツ1位でした。
夫は私に経済的な制限を課したことは一度もありませんが、
専業主婦時代は、お金を使うことにどこか遠慮や罪悪感があった気がします。
特に、自分のためだけに使うような美容費や洋服代はできるだけ安く抑えるようにしていました。
仕事を始め自分のお給料を頂くようになってからは、
独身時代に大好きだったネイルサロン通いを再開させることもでき、
半年に1度にしていた美容院へももう少し頻度を上げて通うことができています。
家庭を丸ごと支えられるほどの収入は得られていませんが、
子どもの習い事を増やしたり、これまでは子どもにシェアさせていたおやつを
ひとり1個ずつ買ってあげてもいいような気持ちになりました。
少しだけ余裕のあるお金の使い方が叶うようになったのがとても嬉しいです。
社会人先輩としての夫への敬意を再確認
先ほどの話にもつながりますが、自分が働くようになって、
家族の生活を支えてくれる夫の仕事っぷりにはますます尊敬の気持ちを抱くようになりました。
収入面だけでなく、自分が職場で問題に直面した際に軽く相談してみると
的確なアドバイスをくれるようなシーンでは惚れ直します。
この人と結婚して本当に良かったなと思うことが増えました。
家事をみんなで分担するきっかけに
これまで家事に回していた時間の一部を使って仕事をするので、
どうしても今まで通りのやり方では家事が終わりません。
子どもたちの成長に合わせて、できる家事を分担してもらうことにしています。
例えば、洗濯物を取り込んで畳むまでは一緒に協力して行い、
自分のタンスにしまう作業は、その日寝床につくまでに各自で必ず行うこと。
最初は、「ママが仕事を始めたせいで面倒な家事をやらなくてはいけなくなったぞ」と
少し不満げだった子どもたちも、「これぐらいの家事なら自分にもできる!」と
今では自信をつけてきたように見受けられます。
おわりに
幼稚園の預かり保育を利用することで、約10年ぶりに社会復帰することができました。
工夫が必要なところもあるけれど、私にとっても家族にとってもメリットの方が多かったなと思っています。

とにかくポジティブな夫と、8歳(娘)、6歳(息子①)、4歳(息子②)の3人の子宝と5人暮らし。
「死に際の後悔を最小限にする生き方」を日々模索しています。
正解のない子育てにおいては特に「本当にアレでよかったのか?」と自問自答する毎日ですが、家族の笑顔が第一目標です。
第一子を出産後、親戚も友達もいない地での最初の子育ては非常に孤独なものでした。
自分の周りに“母親”はたくさんいるし、いたはずなのに、この孤独について教わる機会がなかったのです。
私の記事を読んでくださったママだけでも、読んでくださっているこの瞬間だけでも、この孤独から解放されますように。