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今すぐしたい子どもの紫外線対策!日焼けから子どもの肌を守ろう

安全にできる子どもへの紫外線対策を紹介します。

子どもへの紫外線対策は必要?

外で元気に遊ぶ子どもたちを見ると微笑ましくなりますよね。外に出て日光を浴びることは子どもにとって重要で、骨を丈夫にするビタミンDを体内で作るためには欠かせないものです。

しかし、4月(春)から9月(晩夏)にかけて紫外線量はとても多くなるので、外遊びさせる場合は注意が必要です。子どもは体も肌もまだ発達途中。未熟なお肌だからこそダメージを受けやすく、ちょっとした光でも日焼けをしてしまいます。気象庁の調べによると、国内の紫外線量は1990年代の初め以降増加し続けており、有害な種類の紫外線が多くなっているという指摘もあります。紫外線の積み重ねが、将来大人になってから皮膚がんを引き起こしたり、目を痛めたりすることが分かってきました。これらは赤ちゃんのうちから対策をすることで未然に防ぐことができるので、様々な紫外線対策が注目されています。では、具体的にどのような対策をすれはいいのでしょうか。

参照:気象庁「紫外線のデータ集」

子どもの紫外線対策

外に出る時間を意識する

午前10時から午後2時までの時間帯は紫外線の量がとても多いため、外出の際は注意が必要です。環境省の「紫外線環境保健マニュアル」によると、午前10時~午後2時に紫外線を浴びる量は、夏で1日の約70%、冬は1日の約80~85%を占めるといいます。そのため、子どもの外遊びや赤ちゃんの外気浴は、午前10時以前の朝方や涼しくなった夕方がおすすめです。しかし、毎日この時間を避けて外出するのは難しいですよね。日中に子どもを連れて外に出かけなくてはいけない場合は、以下のような方法で紫外線を防いであげましょう。

参照:環境省「紫外線環境保健マニュアル」

服装で紫外線対策

すぐに実践できる紫外線対策は「衣服の工夫」です。

1 通気性のよい、薄手の長袖を着る。
2 素材は綿やポリエステル、しっかりと網目のつまったものにする。
3 紫外線を通しにくい濃い色の服を着る。
4 紫外線防止効果のある繊維でできた服を着る。
5 海やプールなどではラッシュガードを着用する。

この5つを意識して服を選ぶことで普段より紫外線を防止することができます。しかし子どもは汗をかやすくよく動くので、紫外線対策だけでなく熱中症対策も意識して服を選んであげましょう。

帽子で目と頭皮を守る

帽子は紫外線対策に欠かせないアイテム。顔焼けや頭皮・目の紫外線を防いでくれます。より効果を得るためには7㎝以上のつばがある帽子を選ぶと良いといわれています。つばが長い帽子をかぶると顔への紫外線量が60%程度カットすることができ、さらに目を守ることができるといわれています。紫外線が目に入りすぎてしまうと紫外線角膜炎や白内障などを引き起こしてしまうこともありますので注意したいですね。

子どもが帽子を嫌がるときは?

帽子が紫外線対策に効果的なのはわかっていても、子どもが帽子を嫌がるときがありますよね。イヤイヤ期真っ盛りの我が家の娘も帽子をかぶってくれず、困った経験があります。子どもが帽子を嫌がるときは、「素材や大きさ」や「かぶせ方」と見直してみると良いです。

まずは「素材や大きさ」の見直し。帽子嫌いの子どもには締め付けや肌に触れる感触が苦手な子が多いといいます。娘もその一人で、特にキャップのように頭を締め付けられるような感覚が苦手でした。そのためキャップ型の帽子ではなく麦わら帽子のようなハット型の帽子に変え、ゆとりをもってかぶれるようにしました。頭の締め付けを感じにくいハット型の帽子を娘は気に入り、今ではお出かけの時は自らかぶるようになりました。また、ジュートなどのちくちくする素材の帽子を嫌がったりするお子さんには綿などの柔らかい素材の帽子がおすすめです。素材や大きさを変えてあげることで帽子をかぶれるようになる子どもは多いようです。

次に「かぶせ方」の見直し。小さな子どもに帽子をかぶらせるときに、親が上からきゅっと帽子をかぶせると思うのですが、これが帽子嫌いの元になることがあるようです。小さい赤ちゃんは急に肌に違う刺激がするのを嫌がる傾向にあるそうです。そのため「帽子をかぶろうね」と声掛けをし、一度子どもに帽子をしっかり見せてあげます。子どもが帽子を目で認識した上で前から帽子をかぶせてあげることで「今肌にふれているのはママがもっていた帽子だ」と認識することができ、帽子の感覚に驚かなくなります。大切なのは子どもに「かぶることを認識させる」ことだそうです。この方法は実際に保育士の方などが取り入れていて、効果があるそうです。

UVカットシート

夏に向けて子どもを車に乗せて出かける機会も増えてきますね。現在の車の窓ガラスはUVカット効果などがあるものがほとんどですが、それだけでは不安な場合は窓に貼るシートがおすすめです。ホームセンターやカーショップなどで簡単に購入することができ、女性でも簡単に取り付けることができます。ライターも実際に紫外線が強くなり始めた4月に貼ってみました。貼って2か月が経ちますが、窓の開閉で擦れたり剥がれたりはしていません。シートを選ぶときに注意してほしいのは窓の透過率(光をどのくらい通すか)です。フロントガラスとフロントサイドガラスは70%以上透過するものでないと道路交通法違反になってしまうので、車の窓の透過率とシートの透過率を考慮して選ぶようにしましょう。効果は1~2年の物が多いので、毎年貼りかえるのがおすすめです。

まとめ

夏に向けて次第に強くなっていく紫外線。子どものいるママたちは心配になるかもしれませんが、衣服の工夫や装備をしっかり整えてあげれば子どもたちを思い切り外で遊ばせてあげることができます。今からできる対策を準備し、暑い時期も子どもたちと一緒に楽しみましょう。