「お米ってどうやって作るの?」
我が家では毎日食卓にのぼる「ごはん」。5歳と2歳の子どもたちはお茶碗についたごはん粒をきれいに食べなかったり、たまに残したり・・・
「お米を作るのは大変なんだよ」と話すと、息子は「お米って畑で作るの?」と聞いてきました。「いやいや、田んぼだよ」と田植えの話で盛り上がりました。
そんな時にインターネットで「親子田植え体験」の文字に目が留まり、子どもたちに「米作り」の大変さを少しでも知ってもらえたらと家族で田植えに挑戦することに。
「やったことがないから田植えしてみたい!」と子どもよりパパの反応がよかったです(笑)
田植え体験にいってきました
5月の上旬に柏市の農産物直売所「かしわで」主催の田植え体験に参加してきました。
お天気もよく、たくさんの親子連れが来ていました。
まずはトラックいっぱいに積んである苗を田んぼまで運びます。お米の種類は「どんとこい」。コシヒカリのような味の良い品種です。娘も小さな手でがんばって運んでいました。
そしてサンダルを脱いでいざ、泥の中へ!
30人くらいが横並びにいっせいに同じ方向に植えていきます。
そーっと田んぼに入った子どもたちから「うわっ、ぬるぬる!」「歩けな~い」との叫び声。裸足に泥の感覚がなんともいえず気持ちいい♪
まっすぐ苗を植えていきます!
教わったとおり、苗の束から1か所分の苗(3~4本程度)をちぎって深さ3cmくらいに植えていきます。あらかじめ田んぼに引かれた目印の筋を消さないように前に向かって次の苗を植えます。間隔は大人の手のひら1つ分ほど。
曲がらないように気をつけて植えたつもりでしたが、途中からぐにゃぐにゃに。
最初は頑張っていた息子でしたが、30分もしたら泥だらけになりカエルを追いかけていました(笑)
苗がなくなると、田んぼの端から「かしわで」のスタッフの方が苗を飛ばしてくれますが、たいていうまく受け取れずに泥水にビッシャーン!!落ちたところにいた人たちは泥まみれになってキャーキャー言っていました。
端から端まで植えるとヘトヘトになり、一往復植えて私はギブアップしてしまいました。
田植え後のおたのしみ♪
植え終わったあと、みごと泥だらけになった子どもたちは、田んぼのあぜにある給水口で手足を洗い、着替えをしました。
そして「かしわで」の方が用意してくださった塩むすびをいただきました♪
植えた苗と同じ品種のお米で作ったおむすびは最高においしかったです。子どもたちも2つずつペロリとたいらげました。
今回植えた田んぼは変形の長方形でしたが、収穫予想は1トン。1年間に大人一人が食べるお米が約60㎏なので16人が1年間食べられるそうです。
9月には稲刈りも体験でき、収穫したお米を5㎏いただけます。
「食」に興味を持ってもらえたかな?
「楽しかった~またやりたい!」と子どもたち。
お米は苗をそだて、稲刈りするまで約180日かかるといいます。とても長い時間がかかって作られることを改めて感じました。
後日ごはんを炊こうとお米をお釜に入れて洗おうとしたら、「お米つんつんしたい」と娘、「お手伝いする!」と息子。炊けたごはんを「お茶碗ピカピカにする」と息子は1粒残らず食べてくれました!娘はまだまだですが、お兄ちゃんをまねして残さず食べてくれることもあって「すごいね!」と私も嬉しくなりました。
普段食べているお米がどのように作られているか、実体験できたことは何よりの食育体験になりました。娘には早いかなとも思いましたが、楽しい思い出になったと思います。
(ライター 志津香)
いつも賑やかな小学生の息子と幼稚園児の娘がいます。
ままてぃのイベントを通して温育に目覚め、日々体温アップ、健康家族が目標!
趣味は食器集めで、北欧や日本の作家さんのものが好きです♪
子どもが寝た後に録画したドラマを見ている時が一番のリラックスタイムです。
いつか子どもたちと一緒に山登りに挑戦したいです!