初心者向け「マーベル映画」の観るべき順番!映画好きママライターおすすめの3つの順番を紹介


2022年1月に公開された映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に続き、今後も新作の公開が予定されているマーベル映画
子どものお昼寝中や家族が寝静まった後のひとり時間に最適なDVD・映画鑑賞。

マーベル作品の映画やドラマは数が多く“どれから観たらいいかわかない”とお困りのママに向けて、自称映画好きママライターおすすめのマーベル映画の観るべき順番をまとめました。

※一部ネタバレ(主役の能力や性格を紹介)がございます。

初心者向け「マーベル」ってなに?

“まだどの映画も見たことがない”、“マーベルってなに?”というマーベル作品初心者に向けて、大まかにその全体像を説明したいと思います。
そもそもマーベル作品とは、アメリカン・コミック(通称:アメコミ)の出版社「マーベル・コミック」が原作のヒーロー作品を言います。
これから紹介する実写映画では、このコミック上で独立した単体作品である様々なヒーローたちが実写映画化された上、各ヒーローたちが作品の垣根を越えて同じ世界観で交わる作品となっています。
現在は、その人気から映画だけでなく派生ドラマやアニメも制作され、マーベル沼※は一度落ちてしまうと、なかなか抜けられない深い沼だと言えるでしょう。

※沼とは“ハマると抜け出せなくなるほど好きなもの・趣味”という意味としてSNSなどで使われるネット用語です。

マーベルのロゴが目印

映画広告や関連グッズでよく目にする、赤色の枠に白色の文字で「Marvel」と描かれたロゴ。このロゴが、マーベル作品という認識でおおよそ合っています。
今からDVDショップで関連作品探すなら、このロゴを探せばよい訳です。

マーベルは2つある?

同じマーベル・コミックのヒーローを題材とした作品(映画)には、MCUSSUと呼ばれるものがあります。
◎「マーベル・シネマティック・ユニバース」(Marvel Cinematic Universe:通称MCU)
◎「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(Sony’s Spider-Man Universe:通称SSU)

この2つの大きな違いは、MCUはマーベル・スタジオが製作、SSUはコロンビア・ピクチャーズがマーベル・エンターテインメントと共同で製作しているという点です。
制作会社が違うなら片方の映画だけ鑑賞すれば良いと思う方も多いでしょう。
しかし、SSU配給の映画作品として有名な「スパイダーマン」を例に挙げると、スパイダーマンはSSU配給ではあるものの、MCUとはマルチバース※の関係にあります。
このため、ママライターなりの結論を言えば、MCUとSSUのどちらも観た方がより一層映画を楽しめると思います。
このうち、本記事で紹介する映画はMCUの作品です。

※マルチユニバースとは?

マルチユニバース(multiverse)とは、日本語では「多元宇宙論(たげんうちゅうろん)」などと訳されます。
物理学的な意味はさておき、映画を観る上でマルチユニバースという言葉の意味を簡単に説明すると、複数の宇宙が存在する世界で、キャラクターが次元を超えて活躍する「パラレルワールド」と考えていただけると理解しやすいのではないかと思います。

一括りに「マーベル映画」と言っても、笑える内容の作品もあれば、戦争などの重い題材を扱った作品もあります。
まずは、どれから観たらいいか迷っているママに向けて、映画好きママライターおすすめの観るべき3つの順番を紹介します。

①映画公開順に観る

ママライター個人の意見としては、この公開順で観るのが1番のおすすめです。
各映画のエンドロールの後には、次回作を予感させるワンシーンが流れるため公開順に観ることで公開当時のワクワク感を味わうことができます。
また、作品全体の面白さの1つとして、複雑に張り巡らされた伏線があります。
公開順に観ることで古くからのファンと交流しやすくなったり、映画レビューサイトや口コミで伏線をたどりやすくなります。
見所の多い作品を余すことなく楽しむには、この順番がおすすめです。

映画公開順の一覧

【フェーズ1】※
アイアンマン(2008年)
インクレディブル・ハルク(2008年)
アイアンマン2(2010年)
マイティ・ソー(2011年)
キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)
アベンジャーズ(2012年)
【フェーズ2】
アイアンマン3(2013年)
マイティ・ソー ダーク・ワールド(2014年)
キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
アントマン(2015年)
【フェーズ3】
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ(2016年)
ドクター・ストレンジ(2016年)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年)
マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年)
スパイダーマン・ホームカミング(2017年)
ブラックパンサー(2018年)
アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(2018年)
アントマン&ワスプ(2018年)
キャプテン・マーベル(2019年)
アベンジャーズ エンドゲーム(2019年)
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム(2019年)
【フェーズ4】
ブラック・ウィドウ(2021年)
シャン・チー テン・リングスの伝説(2021年)
エターナルズ(2021年)
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム(2022年)
()内は映画が公開された年。

※「フェーズ」とは?

フェーズには、段階や局面という意味があります。
上記の映画公開順の一覧を見るとわかるように、1つのフェーズの最後には、“アベンジャーズ”という題名の映画が公開されています。
この“アベンジャーズ”についての詳細は後述しますが、アベンジャーズシリーズではそれまでの単体作品で主役を務めた各ヒーローが集結する作品となっています。
よって、アベンジャーズと名のついた作品を一つの局面(一区切り)とし、アベンジャーズシリーズを観る前には、各フェーズの主役の異なる単体作品を鑑賞しておくことで、より一層アベンジャーズ作品を楽しめるようになります。
これが、ママライターが公開順に作品を観て欲しい理由の1つです。

②好きなヒーロー順に観る

上記の公開順を見てわかるように、映画によって主役(ヒーロー)が異なり、すぐにそのヒーローが主役の続編が公開されている訳ではありません。
育児に家事、仕事に忙しいママにとって、まとまった時間をとるのは難しいところ。
まずはDVDの表紙を見て、好みのスーパーヒーロー(主役)の作品を選んで観てみるのも良いでしょう。
ただし、気を付けたいことが1点あります。

特定のヒーロー作品だけを観るときの注意

例えば2008年に公開された「アイアンマン」は、その後「アイアンマン3」まで続編があります。
「アイアンマン」は今から14年前の作品ですが、当時の社会情勢が反映されたようなシーンがあったり、アクションも古さを感じさせない迫力があります。
では、アイアンマン1~3だけを観ればよいかと言うと、そうではありません。
以下の4作品ではアイアンマンが重要な役割を担って登場します。
◎アベンジャーズ※
◎アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
◎アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
◎アベンジャーズ エンドゲーム

※「アベンジャーズ」とは?

上記の4作品の題名にもなっている“アベンジャーズ”とは、各映画で主役を担っていた様々なヒーローが集結した最強チームのことです。
アベンジャーズシリーズでは、様々なヒーローが重要な役割を果たし大活躍します。
よって、アイアンマンに限らず、お気に入りのヒーローの活躍を観たいなら、アベンジャーズシリーズも観ておく必要があります。
1人のヒーローだけでも凄まじいパワーを持っていますが、最強の敵が現れたときに、性格も戦い方も違うヒーローたちがそれぞれの特性をいかして協力して戦う迫力満点のアクションシーンは“映画館で観たかった!”と思わせてくれるはずです。

“作品ごとに監督が違う”という魅力

ここまで、ヒーロー映画として重要な“アクション”という点に何度も触れていますが、繊細な心理描写や演出方法など、作品ごとに監督が異なるために作品によって雰囲気が全く異なります。
アベンジャーズというチームメンバーの中でも、観る人によって好きなヒーローが異なると思います。

アクションだけでないヒーローの魅力

前述したアイアンマンを例に挙げるなら、アイアンマンの正体であるトニー・スタークという男は、頭脳明晰の発明家、お金持ちの実業家であり、自分で開発したパワードスーツという鎧を着て空を飛んで戦います。
巨大軍需企業のCEOであった亡き父への複雑な感情、恋人との関係、ヒーローとしての苦悩があります。
お金持ちで頭脳明晰であっても人間として悩み、成長していく姿は、「アイアンマン3」だけでなく、異なる思想や文化を持ったほかのヒーローたちと衝突しながらも協力して戦っていくアベンジャーズシリーズを観ることで、より一層彼の成長を感じ、感動を味わうことができます。

③時系列で観る

アベンジャーズシリーズではヒーローたちが集結すると前述しましたが、そのヒーローたちの産まれた場所や時期は異なります。
例としてキャプテン・アメリカの正体であるスティーブ・ロジャースは、軍の徴兵基準を満たせない貧弱な体の持ち主で、「超人兵士計画」に参加したことをきっかけにしてキャプテン・アメリカとして活躍することになります。
最初に公開された「アイアンマン」のような最新の科学技術・発明品が出てくるような時間軸とは異なり、「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」では第二次大戦中の暗い雰囲気から始まります。

時系列の一覧

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
キャプテン・マーベル
アイアンマン
アイアンマン2
インクレディブル・ハルク
マイティ・ソー
アベンジャーズ
アイアンマン3
マイティ・ソー ダーク・ワールド
キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス
アントマン
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
ブラック・ウィドウ
ドクター・ストレンジ
スパイダーマン・ホームカミング
ブラックパンサー
マイティ・ソー バトルロイヤル
アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
アントマン&ワスプ
アベンジャーズ エンドゲーム
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
※2021年に公開された「シャン・チー テン・リングスの伝説」と「エターナルズ」の2作品は、新たなヒーローが登場します。詳しい検証が必要なことから、時系列の一覧からは省いています。

マーベル映画を一気見するなら〇〇がオトク?

今回紹介した映画を一気見(いっきみ)するために、ママライターがとくにおすすめしたいのが、有料動画配信サービス「Disney+」(ディズニープラス)です。

映画のほかにも、Disney+でのみ独占配信されているスピンオフ作品のドラマシリーズがあります。
Disney+の最初のオリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」“世界で最も人気のあるドラマシリーズ”※とされ、その人気の高さがわかります。※Parrot Analyticsの調査

本編である映画作品最新作のドラマシリーズ「ロキ」も観ることができ、今後も新作テレビシリーズの配信が噂されています。

まとめ

マーベル映画の最大の面白さは、様々な魅力を持ったヒーローが活躍し、さらに作品の垣根を越えて様々なヒーローたち集結し大活躍する点です。
伏線があらゆるシーンに張り巡らされていることから、映画公開後しばらくしてから伏線を発見してファンの間で盛り上がり、その伏線・回収を確認するために作品を何度も見返す熱心なファンもいるほどです。
今後も新作映画の公開が予定されており、スピンオフドラマやアニメも豊富であることから、一度ハマれば時間を忘れて夢中になる面白さ、沼の深さが唯一の欠点とも言えるでしょう。

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