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【体験談】5月5日「端午の節句/こどもの日」兜や五月人形は必要・不必要?


5月5日は「端午の節句」です。
居住スペースの問題や価値観の違いから、 “五月人形はいらない” という不要派ママの体験談をまとめています。

5月5日「端午の節句」とは?

5月5日は「端午の節句」と呼ばれ、五月人形を飾り、ちまき柏餅などの行事食を食べる風習があります。
この鎧や兜を飾る風習は、武家社会から生まれたと言われており、事故や病気から子どもを守り、子どもの健やかな成長を願う親の思いがこめられています。
参照:首相官邸
参照:文化庁

体験談 兜が夫婦ケンカの種に⁈

実際に、ママライターが体験した兜にまつわる出来事についてまとめています。

当時、私と夫、産まれたばかりの息子で、2DKのに住んでいました。

私の両親が住む地域では、男児が誕生した際には母方の祖父母(私の両親)が五月人形を贈るのが習わしです。初めて迎える5月5日を前に、私の両親からも「どのような兜が欲しいか?」という旨の電話がありました。
しかし、当時住んでいたアパートでは兜を置くスペースがない上、夫婦そろって伝統行事に関心がないタイプ、両親には感謝の気持ちを伝えて丁重に断りました。

事件は4月下旬に起きました。
兜が郵送で送られてきたのです。
両親からすれば、古くから続く風習を自分達の代で絶つことや孫に兜がないのはかわいそうという思いから、納得できなかったのでしょう。
それに対し、激怒したのは夫です。ただでさえ子ども用品が増えて手狭になってきた部屋に兜を飾るスペースは1㎜もない上、兜の価値を理解できないというのが夫の考えでした。
私からすれば、夫の言い分も両親の言い分も理解できるため、両者に挟まれて困り果てるのみ。
結局、ちょうどよい大きさの棚や台もなく、部屋の片隅に直置きで飾ることとなりました。
幸か不幸か、キラキラの兜に興味を持った息子が、兜の入ったガラスケースを叩き、オモチャを投げつけるため、兜をファンヒーターのガード(柵)で囲んで床に直置きという最悪の見た目に…。

それから毎年、5月が近づくたびに、兜は置き場に困ると嘆く夫VS捨てる訳にもいかない私のケンカの種となり、そのケンカを泣きながら見守る息子という地獄絵図が繰り広げられるようになりました。
これが私の“兜は、誰のための何を願うものなのか?” と、問いたくなる兜にまつわる体験談です。
* * *
ちなみに、この兜事件は息子が幼稚園に入園してから間もなく、あっけない終焉を迎えます。
「兜は誰かを傷つける道具だから飾らないで!」
戦国時代のドラマを観た息子からの突然の申し出に、その年から飾るのをやめました。
地球を護るヒーローになりたい息子には、兜のガラスケースに入っている矢や刀は人を傷つける怖い道具に見えると言うのです。
両親にこの話をすると、納得はできないものの「一時預かり」という形で実家(両親宅)に保管することとなり、兜事件は収束しました。

五月人形や雛人形を手放す方法

五月人形や兜、雛人形などを手放す方法は、以下のようなものがあります。
・神社やお寺で供養
・供養代行会社に委託
・施設などに寄付
・リサイクルショップなどの回収業者に買取や回収を依頼
・自体のルールに従ってゴミとして処分など

まとめ

季節人形は、大切な我が子への贈り物です。
できることなら、子どもが大人になるまで毎年飾りたいものですが、各家庭の居住環境や価値観は異なります。
よく話し合い、家族全員が納得できる祝い方で、「端午の節句」を迎えたいですね。