「私の苦労がどうもうまく伝わっていない気がする」
パパに対してこんな気持ちを抱いているママに提案です。
パパがママになる日を1日作ってみませんか?
ぜひ思い切って1日ママ体験を
数時間や半日程度の体験で分かった気になられても、逆に誤解を生むだけ。
可能な方は、思い切って朝の支度から寝かしつけまで体験してもらうのがベストだと思います。
準備をしないのが一番大事な準備
ママが家を空ける際によく耳にするのが、子どもやパパのことを心配するあまり、
ほぼ完ぺきに準備してから家を出るママさんのケース。
今回はそれでは元も子もありませんので、準備は必要最低限で出発しましょう。
普段自分がしている名もなき家事育児を体験してもらうのが目的です。
緊急時以外はお互いに連絡しない
○○はどこに置いてある?○○の時はどうしたらいい?といった
ちょっとした連絡はしてこないようにパパに伝えておきます。
ぜひ、パパのやり方で挑戦してもらいましょう。
今よりもっとお子さんに適した方法や接し方を発見できるチャンスになるかも?!
逆に、こちらからも何して遊んでる?何食べたの?あれは大丈夫?
といった連絡もしないように注意してください。
大きなケガをした等の緊急事態以外の連絡事項は、
ママ体験の1日が終わってから共有するようにしましょう。
任せるからにはクレームは最小限に
これも非常に重要な心がけです。
パパに任せると決めたからには、細かいクレームは口に出さない。
子どもに着せている服がチグハグでも、普段は控えているファストフードやお菓子を食べていても
(アレルギー等は別です。不安な場合は強く伝えておきましょうね)
いちいち細かく言わないこと。心にとどめておきましょう。
ママに寄り添ってくれたそのパパの心配りへの感謝の気持ちはたっぷり伝えてくださいね。
実際にやってみて
我が家では新生児期には数時間(完母で授乳しており、搾乳が上手くできなかったため)、
卒乳後からは1日夫にマルっと預ける日を意識的に作るようにしていました。
当時は慢性的な寝不足でイライラしていることも多く、
仕方ないとはいえ出張や飲み会で外に出がちな夫に対して、
「私の大変さをわかりやがれ!」というネガティブな気持ちが強かったような気がしますが。笑
開口一番「今日は何が大変だった?」と聞いてくれるように
帰宅するとまず、「今日も大切な命を預かってくれてありがとう、何が大変だった?」
と問いかけてくれるように途中から変わったように記憶しています。
それに対して回答をすると、「あ~わかる。最近○○を嫌がること増えたよね。」など、
共感しながら聞いてくれるのが当時は貴重な癒しでした。
子どもも徐々に楽しむように
慣れない最初こそ、ママ~行かないで~と泣く子もいると思います。
でも、安心感を得られるママとの日常も大切だし、細かいことで注意してこないパパと過ごす非日常も楽しい。
そんな風に我が家の子どもたちはそれぞれの良さを楽しむようになっていきました。
定期的に訪れるママのひとり時間は、ただただありがたい
一人で好きなことをして自分だけのために使える時間が生まれるのは、シンプルにありがたいことです。
リフレッシュして帰宅すれば、パパや子どもが普段よりももっと愛おしく感じられました。
ママがイライラする時間も少し減り、みんなにとってハッピーだなと思います。
今すぐ1日ママ体験が難しければ、数時間からでもぜひ始めてみてください。
また、たまにはママが通勤時間帯の電車に乗ってみる等、パパの大変さの一部をママが体験するのもおすすめですよ。

とにかくポジティブな夫と、8歳(娘)、6歳(息子①)、4歳(息子②)の3人の子宝と5人暮らし。
「死に際の後悔を最小限にする生き方」を日々模索しています。
正解のない子育てにおいては特に「本当にアレでよかったのか?」と自問自答する毎日ですが、家族の笑顔が第一目標です。
第一子を出産後、親戚も友達もいない地での最初の子育ては非常に孤独なものでした。
自分の周りに“母親”はたくさんいるし、いたはずなのに、この孤独について教わる機会がなかったのです。
私の記事を読んでくださったママだけでも、読んでくださっているこの瞬間だけでも、この孤独から解放されますように。