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乳幼児のリードディフューザー(液体芳香剤)の誤飲事故が多発中!


おうちでリードディフューザーを使って好きな香りを楽しんでいますか?
あかちゃんや子どもがいる家庭では、リードディフューザーの使用や保管に注意が必要です。
国民生活センターが発表した注意喚起についてまとめました。

リードディフューザーとは?

リードディフューザーとは、ガラス瓶に入った芳香液にスティック(リード)を挿して部屋中に香りを拡散させるルームフレグランスです。

火を使う必要がなく、リードの本数を変えるだけで香りの調整ができるなどシンプルかつ取り扱いは簡単で、好きな場所に置けるとあって使用している家庭も多いのではないでしょうか。

リードディフューザーの誤飲事故

国民生活センターは乳幼児による液体芳香剤の誤飲による事故が多発していることをうけ、「液体芳香剤の誤飲事故等に注意!-乳幼児がリードディフューザーの液を誤飲して入院する事故が発生-」という注意喚起を呼び掛けています。

2020年11月、「医師からの事故情報受付窓口」に寄せられた情報によると、リードディフューザーの液を誤飲した乳幼児が肺の一部が空洞のようになる呼吸器障害を負って2週間程度入院、その後も通院を要しているとのこと。

また、医療機関ネットワークには、2010年12月~2020年12月末までの約10年間で、3歳以下の乳幼児の液体芳香剤に関する事故情報が31件寄せられています。
【主な事故事例】

  • リードディフューザーの液を誤飲し、誤えん性肺炎のおそれ
  • リードディフューザーの液を誤飲し、中毒症状を発症
  • 高さ1mの棚に置いてあったリードディフューザーの液を誤飲
  • アロマディフューザーの液を頭から浴び、顔面の腫脹が出現
  • アロマディフューザーのボトルが落ちてきて、目に入っていないか心配で受診

誤飲してしまったら?

もし誤飲してしまったら、慌てて吐かせるのはNG
直ちにかかりつけ医などに相談しましょう。
深夜でかかりつけ医につながらない場合は、救急安心センター「#7119」子ども医療電話相談「#8000」に電話して指示を仰いでください。

液体芳香剤の液が目に入った場合は、すぐに流水で洗い流します。
皮膚に付着した場合は、石けんで洗い流してかぶれるのを防ぎます。

まとめ

リードディフューザーを含む液体芳香剤は、気軽に使えてどこにでも置けます。
子どもにとって、おしゃれできれいなボトルや長い棒は興味を持ちやすいものだと思います。
赤ちゃん・子どもから見える場所、手の届く場所では使わないことが大切です。
ぜひこの機会に部屋の中に危険がないかチェックしてみてください。