明日、6月4日は「虫歯予防デー」(6=ム、4=シの語呂合わせ)だそうです。
3児の母として、私が子どもの虫歯とリラックスして付き合えるようになった経緯をお話ししたいと思います。
長女が最初の虫歯を治療したのは4歳の時
6歳まで虫歯がなければその後も虫歯知らずだという通説の一つを当時は信じていました。
長子ということもあり、長女の時はかなり神経質だったと思います。
歯が生える前から以下の点に気をつけて過ごしていました。
- 口にキスは絶対禁止(ほっぺやおでこにしていました)
- 離乳食はフーフーして冷まさない
- カトラリーは完全に分ける
歯が生えてからは
- 子どもが寝ていても夜の歯磨きは欠かさない
- 3カ月に1度の定期歯科検診
- 食事やおやつは決まった時間に
- ジュースは週一程度
- チョコレートは3歳、飴は4歳を過ぎるまで与えない
など、定期検診で指導されていたこともあり、かなり口腔衛生には気を使っていたつもりでした。
それなのに!笑
4歳になったばかりの定期検診で「あれ?虫歯かな?」と言われてしまったのです。
「虫歯は親の責任」=「私のせいで可愛い我が子が虫歯になってしまった」と自分を責めました。
結局、その後の検診でも進行が見られるということで虫歯治療することになり、
治療拒否で暴れることはなかったものの、涙を目に溜めながら麻酔注射から最後まで頑張った長女。
相当ショックだったようで、その日は寝るまで口数が少なかったのを覚えています。
虫歯治療って何するの?
基本的には大人の虫歯治療と同じですが、永久歯ではなく今後生え代わる乳歯の虫歯ということで
小児歯科の世界ではもう少し柔軟に対応してもらえる気がします。
虫歯の兆候
初期症状として、歯の表面に白い斑点や茶色の斑点が現れることがあります。
また、歯茎の腫れや口臭も虫歯の兆候です。
痛みを訴え始めたら、かなり進行していることが考えられますのでできるだけ早く歯科を受診してください。
虫歯治療の選択肢
軽度のものであれば、フッ素を塗布して経過観察。
もう少し進行すると虫歯の部分を削って、白いプラスチックの詰め物をすることになります。
さらにエナメル質の下まで虫歯が進行していると、麻酔をしてから削ることになり、
口の一部だけ「感覚がない」という状態に恐怖を感じる子も少なくないようです。
器具を口に入れる練習から始めてくれる歯科医院
我が家は第1子(長女)のみならず、第3子(次男)も4歳で虫歯治療を経験しています。
次男がお世話になっている歯科医院では、器具を口に入れる練習から始めてくれました。
唾液を吸引するもの、水を出しながら歯を削るもの、風を吹きかけるものなど
口の中に入れたこともない器具が何種類もとっかえひっかえ出入りするわけですから、
経験の少ない子どもからしたら怖いですよね。
この練習のためだけに通院するという手間が発生するものの、
本人の恐怖心があるうちは無理やり治療しないという姿勢が子どもの安心につながっている気がします。
削らずに薬を塗って経過観察
上記のような手順を追っても、どうしても治療できないという子には、削らない歯科治療という選択肢もあります。
サホライド(フッ化ジアンミン銀)という薬剤を塗って虫歯の進行を抑える方法です。
その間に、子どもが成長して虫歯治療への恐怖心が薄れていったり、
虫歯になった乳歯が永久歯に生え変わるなど、状況が変わって対処しやすくなります。
ただ、これはあくまでも対処療法なので、虫歯の根本的な治療にはならず、
定期的に検診を受けて虫歯が進行していないか観察し続ける必要があります。
我が家は3ヶ月に一度定期検診
結局、我が家は3ヶ月に一度定期検診を受けながら、歯磨きやデンタルフロス(糸ようじ)などで虫歯予防に努めています。
お菓子もジュースも我慢しないで楽しむことも必要だよね。その代わりちゃんと予防しようねという約束です。
当時の私のように、必要以上に緊張感をもって子どもの虫歯と戦っているママの参考になりますように。
とにかくポジティブな夫と、8歳(娘)、6歳(息子①)、4歳(息子②)の3人の子宝と5人暮らし。
「死に際の後悔を最小限にする生き方」を日々模索しています。
正解のない子育てにおいては特に「本当にアレでよかったのか?」と自問自答する毎日ですが、家族の笑顔が第一目標です。
第一子を出産後、親戚も友達もいない地での最初の子育ては非常に孤独なものでした。
自分の周りに“母親”はたくさんいるし、いたはずなのに、この孤独について教わる機会がなかったのです。
私の記事を読んでくださったママだけでも、読んでくださっているこの瞬間だけでも、この孤独から解放されますように。