冬になると「子どもが朝まったく起きてこない…」という悩みが増えてきます。
外はまだ薄暗く、布団の中はぽかぽか。
大人でも起きるのがつらい季節なので、冬の冷たさや暗さが苦手な子どもにとってはなおさらです。
そこで今回は、私が実践している忙しい朝でも無理なくできる、少しの工夫で子どもの寝起きをラクにする方法をご紹介します。
部屋を温めておく
冬の朝は布団から出た瞬間の寒さが最大の敵。
起きる30分前にタイマーで暖房をつけておくだけで、布団から出るハードルが下がります。
特に小さな子どもは寒さに敏感なので、「部屋があったかい＝起きても大丈夫」という安心感が生まれます。
毎日のことだからこそ、朝の環境づくりを整えるだけで親の声かけも少しラクになるのでおすすめです。
起きる時間の少し前にタイマーでテレビをつける
部屋が静まりかえったままの朝よりも、テレビの音がゆるやかに流れているだけで、子どもは「そろそろ起きる時間かな？」と自然に意識が切り替わります。
いきなり大きな音を流すのではなく、やさしい音量でつけるのがポイント。
好きな番組や落ち着いた音楽が流れる番組だと、冬の眠気もゆっくりほぐれていきます。
我が家では、子どもが好きな “朝の教育番組”をほんのり小さな音で流しておくと、目をこすりながら自分でリビングに出てくるように♪
アラームのように“起こされる”のではなく、ゆるやかに“目が覚める”環境をつくることで起き上がりやすくなります。
寝起きにスキンシップをする
忙しいけれど、朝の数十秒だけでもOK 。
ぎゅっと抱きしめたり、背中をなでたりするだけで、子どもの気持ちがふっとほぐれて、機嫌よく起きられるようになります。
特に冬は体温が下がりやすいので、人のぬくもりを感じると自然に目が覚めていきます。
「おはよう、今日も一緒に頑張ろうね」と声をそえるだけで、寝起きのスイッチが入りやすくなるので、親子の良い時間にもなるのでおすすめです。
寝起きの楽しみを作っておく
子どもにとって「起きてよかった！」と感じられる仕掛けはとても効果的。
我が家ではアドベントカレンダーを使っていて、冬の時期は毎朝「今日は何かな？」と楽しみに布団から出てきます。
お楽しみは小さくてOK。
- 朝だけのシールタイム
- お気に入りのホットドリンク
- 短い読み聞かせ
など、ワクワクを用意しておくと、“朝が待ち遠しい”気持ちに変わっていきます。
おわりに
冬場の“子どもの朝起きられない問題”は無理に急がせるより、環境づくりや心のあたたかさで寄り添う方が、長い目で見て良いリズムが整っていきます。
家庭に合ったやり方で、ゆるやかに気持ちよく一日をスタートできる朝をつくっていけますように。
調理師免許や子育て支援員などの資格を持っています。
男の子と女の子の2児の母。
趣味は料理やお菓子作りで子どもたちと一緒に作って食べる時間を楽しんでいます。
ハンドメイドが得意でアクセサリーを作るのが大好きです。
週末には家族でお出かけすることが多く近隣のイベントを調べて遊びに行くなどフットワークも軽い方です。