
夕方になると子どもが何度言っても動かず、こちらの声が聞こえないような反応になることがありますよね。
我が家でも、同じことが続く日に「どうして聞こえないの?」とつい怒ることがありました。
でも後から振り返ると、それは子どもの脳が疲れているサインではないかなと思いました。
実は、海外の文献では、幼児期~小学校低学年の子どもはワーキングメモリの容量がまだ小さく、情報量が多くなると指示が入りにくくなる傾向があるという研究もあるんだとか。
発達心理学の分野でも同じような指摘があるそうで、子どもの「聞こえないように見える」行動は、脳に負荷がかかった時に起こりやすいと言われているらしいのです。
今日は、そんなことを踏まえて、 私なりに考えてみました!
我が家で気づいた“聞こえない日”の裏には脳のキャパ不足

ある日、息子が園から帰ってきて靴下を脱ぎっぱなし。
私が「片づけてね」と言っても、まるで聞こえない。
もう一度伝えても動かないので、私はイライラして怒るだけ。
でも実はその日は園で行事があり、子どもの脳は刺激だらけでキャパオーバー。
ワーキングメモリが未熟な子どもは、疲れると本当に聞こえない状態になるらしいと知ってから、私の見方が大きく変わりました。
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叱るより“休憩スイッチ”で脳を整える

それ以来、聞こえない・動けない日は、怒る前に“脳の休憩”を優先しています。
我が家では
- 部屋を少し暗くする
- 抱っこして深呼吸
- 5分だけ静かにして過ごす
この3つが効果的でした。
子どもは休むと急に動き出すことも多く、「あぁ、やっぱり脳が疲れてただけなんだ」と実感します。
怒るより、まず整えるほうがずっとスムーズです。
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落ち着いたところで短い一言が1番伝わる

脳が休まったあと、「靴下ここに置こうね」と短い一言で伝えると、子どもはすっと動きます。
長く説明するとまた聞こえないモードになるので、短く・簡単に・優しくが鍵です。
できた時は必ずほめるようにしたら、行動も安定してきました。
おわりに
聞こえない・動けない日は、子ども自身もどうしたらいいのか分からなくなっていることがあります。
そんな時に怒ると、親も子どもも疲れてしまいがち。
でも「今は脳の元気がなくなっているだけかも」と思えると、心に余裕が生まれます。
子どもがまた動き出せるように、まずは“脳の休憩”が大事なのかもしれないと私は思いました。
怒る日が減るだけで、毎日の関わりがぐっとあたたかくなります。
調理師免許や子育て支援員などの資格を持っています。
男の子と女の子の2児の母。
趣味は料理やお菓子作りで子どもたちと一緒に作って食べる時間を楽しんでいます。
ハンドメイドが得意でアクセサリーを作るのが大好きです。
週末には家族でお出かけすることが多く近隣のイベントを調べて遊びに行くなどフットワークも軽い方です。











