秋に、飛散する量が多い花粉の種類や特徴についてまとめています。
春・秋に飛散する花粉の種類と特徴
今までに報告された花粉症の種類は50種以上あります。なかでも、日本で1番多い花粉症は「スギ花粉症」です。
地域によって花粉の飛散する時期は異なるものの、日本で群を抜いて花粉量が多いスギ花粉とヒノキ花粉は春を中心に飛散※しています。
そして、ブタクサ花粉・ヨモギ花粉・カナムグラ花粉は、夏から秋にかけて飛散しています。
※秋にも少量のスギ花粉やヒノキ花粉が飛散することもあります。
花粉カレンダー
花粉が飛散する時期を表した花粉カレンダーを見ると、春に飛散量がピークとなるスギ花粉やヒノキ花粉のほかに、秋には草本花粉※の飛散時期が長く続いているのがわかります。
※草本花粉(そうほんかふん)とは、いわゆる雑草の花粉のことで、カモガヤ・オオアワガエリ・ヨモギ・ブタクサなどの花粉を指します。
参照:花粉症環境保健マニュアル
秋に飛散する量が多い花粉の種類
ブタクサ
キク科ブタクサ属の一年草で、道端などに生えています。
ブタクサと間違われやすいのが、キク科アキノキリンソウ属の「セイタカアワダチソウ」という黄色い花をつける多年草です。
出典:柏崎市役所
このセイタカアワダチソウは、環境省が「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(生態系被害防止外来種リスト)」に載せている植物です。
参照:環境省 生態系被害防止外来種リスト
ヨモギ
キク科の多年草で道端などに生えています。
春の若芽が食用として餅に入れられたり、灸のもぐさ、漢方薬の原料などに使われています。
カナムグラ
アサ科カラハナソウ属の一年草で、道端などに生えています。 和名は「鉄葎(かなむぐら)」と表記します。
まとめ
外出する際はマスクやメガネなどで花粉を防ぎ、帰宅する際は家の中に花粉を持ちこまないように気を付けましょう。
また、環境省の花粉観測システム「はなこさん」による花粉飛散情報の情報提供は春だけ(2021年は2月から5月まで)ですが、東京都福祉保健局の「東京都アレルギー情報navi.」では、春だけでなく秋にも、スギ・ヒノキ・イネ科・ブタクサ属・ヨモギ属・カナムグラの花粉飛散量を掲載しています。
外出する前には、このような花粉の飛散情報も確認してみましょう。
参照:環境省花粉観測システム はなこさん
参照:東京都アレルギー情報navi.
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オタク気質で、息子に買い与えたはずのミニカーに私がドハマりし、いつの間にか立派なミニカーコレクターに。
好物はフライドポテト。減量を諦め、現状維持に励む日々。