離乳食を卒業し、少しずつ大人と同じメニューが食べられるようになってくると外食も楽しくなってきます。
そこで気を抜かずに、引き続き慎重に進めたいのが刺身デビュー――初めて生魚を食べさせるタイミングです。
我が子の刺身デビューは6歳
結論から言うと、うちの長女は6歳で刺身デビューしました。
周りにはもっと早くから生魚を食べさせている家庭もありましたが、我が家で一番大切にしたのは本人の「食べてみたい」という意思です。
私も夫も刺身が大好きで、外食時だけでなく普段の食卓にも大人用のメニューとして用意することはよくありました。
本人が望めばもっと早くにデビューも可能な環境ではありましたが、あまり興味がなかったようです。
本当に今、生魚を食べさせる必要がある?
同じものを食べて、「美味しいね」と家族で食事を楽しむことは非常に有意義な時間です。
食の楽しみの幅が広がれば、人生も豊かになると思います。
でも、生魚には細菌や寄生虫の心配もあります。
何も今刺身を食べさせなくとも、幼い子どもの胃腸にも安心な加熱済みの食べ物でも
十分に食事の楽しみを味わうことはできると考えました。
なので、本人が「食べてみたい」と主張してくるまでは、こちらから刺身を勧めることはしませんでした。
カトラリーにも気をつけて
たとえ刺身を食べない子どもがいても、大人用に刺身がテーブルに並ぶことも多かった我が家では、
カトラリーを分けることを特に気をつけていました。
生魚に触れた箸では、子どもの口に入る可能性のある食品に触れない。
じいじやばあばたちと食事する際も同様です。
きちんと説明して理解してもらったうえで、協力してもらいました。
まずは、白身魚から
6歳にもなると好き嫌いも少しずつ減ってきて、色んな食材にチャレンジしたいという気持ちがわいてきたようで、
ある日突然「私もお刺身食べてみたい」と言われました。
せっかく興味をもって最初に食べた刺身でお腹を壊してしまってはトラウマになりかねないと考えていたので、
念のため、最初は刺激が少ないとされる白身魚から与えました。
それから徐々に、マグロやサーモンにもチャレンジして今ではお寿司大好きです。
大人でもお腹を壊すことのある青魚や貝類は、もう少し先になってから楽しんでもらおうと考えています。
本人の食べたいという意思を尊重することと、多少気を配ることで刺身デビューへのトラウマを回避できたことで
今では大人と一緒に楽しめる食事の幅が広がってきたなと思います。
とにかくポジティブな夫と、8歳(娘)、6歳(息子①)、4歳(息子②)の3人の子宝と5人暮らし。
「死に際の後悔を最小限にする生き方」を日々模索しています。
正解のない子育てにおいては特に「本当にアレでよかったのか?」と自問自答する毎日ですが、家族の笑顔が第一目標です。
第一子を出産後、親戚も友達もいない地での最初の子育ては非常に孤独なものでした。
自分の周りに“母親”はたくさんいるし、いたはずなのに、この孤独について教わる機会がなかったのです。
私の記事を読んでくださったママだけでも、読んでくださっているこの瞬間だけでも、この孤独から解放されますように。