
最近はやりの、キッチンで料理をしながら子どもと過ごす「台所育児」。気になっているというママさんも多いのではないでしょうか。
我が家でも、子どもが1歳半になった頃から少しずつ取り入れ始めました。「構って!」で料理が進まない問題も解決し、子どもの食育にもなるのでとてもおすすめです。
この記事では、台所育児をはじめるタイミングや必要な道具、おすすめの作業をご紹介します。
いつから始めればいい?
台所育児は「何歳から」と決まっているわけではなく、子どもの発達に合わせて少しずつ始められます。安定して歩けるようになる1歳半〜2歳頃から、野菜を洗う・レタスをちぎる・材料を運ぶなど、道具を使わない簡単な作業なら取り入れやすい時期です。
やりたい気持ちが育ってきたら、できる範囲で参加させるのがポイント。年齢よりも、その子の集中力や手の使い方を観察して調整するとスムーズです。
包丁などの刃物は、3歳後半〜4歳以降が目安。専用の子ども用包丁からゆっくり始めると安全性が高まります。台所育児は「食への関心」や「できた!」の自信にもつながるので、興味が出てきた時がベストなスタートです。
台所育児のポイント
台所育児を楽しむコツは、まず安全の仕組みづくり。火や刃物、高温の鍋など“危険ゾーン”を子どもの手が届かない場所にまとめ、使う時だけ出すなど、物の配置を整えておきます。
作業は欲張らずに一工程だけに絞ると続けやすく、成功体験にもつながります。ちぎる・混ぜる・運ぶなど「確実にできる役割」を用意すると、子どもが飽きにくいです。子どもにお願いしやすいおすすめ作業を記事の後半でご紹介しています。
また、親自身が余裕がある時に、多少こぼれても気にしないざっくりマインドで挑戦するのがおすすめです。踏み台や子ども用包丁など、発達に合う道具も安全性アップに効果的。できた部分だけしっかり褒めて、楽しく進めていくのがポイントです。
台所育児に必要な道具は?
「絶対ないといけない道具」はありませんが、以下のようなものを用意すると便利です。
踏み台
我が家ではIKEAの高さ25㎝ほどのものを使っていましたが、こちらの本格的な踏み台に買い換えて40㎝の高さにしたところ、一気に子どもが作業しやすくなりました。この商品に限らず、「高さ調整ができる」、「MAXの高さが40㎝以上」、「足を置く面が広い」ものを選ぶのがおすすめです。
出典:タンスのゲン 公式サイト
価格:6,999円(税込)
ぶんぶんチョッパー、包丁、ハサミ
ママやパパの指示を守って作業ができるようになったら、食材を切るアイテムも導入してみましょう。怪我が心配な時は、刃が露出していないぶんぶんチョッパーから始めるのがおすすめです。
エプロン
お手伝いの頻度が増えてきたら、専用のエプロンを導入すると子どものテンションアップに◎。有名絵本をモチーフにした子ども用エプロンなどもあります。我が家ではまだ遊びの合間にお手伝いするだけなので使っていませんが、いずれはエプロンと、ついでに可愛いコック帽も導入したい!と狙っています。
台所育児でおすすめの作業
台所育児は、子どもの「やってみたい!」を叶えつつ、手先の発達や食への興味を育てられる時間です。家庭で取り入れやすい作業を、理由と合わせてまとめました。
最初は見る・触る・かじる“だけ”でもOK
台所育児と聞くとハードルが高く思えますが、ママの隣で料理風景を眺めて、お喋りしながら食材を触ったり、生の野菜をかじってみたり……というのも子どもにとっては充分刺激になります。まずは踏み台の上で眺めて、子どもが興味を持ったことから挑戦すると自然にお手伝いを始められます。
野菜を洗う・千切る
失敗しにくく始めやすいのが、野菜を洗ったり千切ったり、ヘタを取ったりすること。野菜嫌いの克服にもつながるので、我が家でもよく子どもにお願いしています。
調味料や具材を鍋に入れる
親が計量した調味料や水、切った具材をお鍋に入れるだけでも、子どもにとっては十分楽しい工程。運ぶ・注ぐという動作が、集中力や手首のコントロールの練習になります。こぼしてもいい場所でチャレンジすると安心です!
調味料や生地を混ぜる
スプーンや泡立て器を動かすことで、手先の力加減やリズム感が育つ作業。料理に参加している実感が強いので、モチベーションも上がりやすいです。
玉ねぎの皮やゆで卵の殻をむく
自分のペースでできて危険もなく、子どもにとっても「ぜんぶむけた!」という達成感のあるお手伝いです。卵にはサルモネラ菌がいることがあるので、お手伝いのあとは手洗いも忘れずに。
卵を割る
親はドキドキしますが、子どもの好きな作業のひとつ。1,2歳のうちはヒビを入れるところまでやってもらい、卵を出すのは親がやるのも◎。失敗も付きものな作業なので、余裕がある時にチャレンジするのがおすすめです。
ぶんぶんチョッパーで食材を切る
紐を引くだけで食材が細かくなるので、刃物を使わず安全に「切る体験」ができるのが魅力。玉ねぎなどの硬すぎない具材を選び、親がある程度細かくしてから渡すと引きやすいです。
番外編:料理のついでに食育も
料理しながらスマホで食材を調べて「こんなお魚なんだって。美味しそうだね、海に住んでるんだって」などととお話すると、自然に食育をできます。「これはさっきの卵だね」「〇〇くんがまぜまぜしてくれたね、ありがとう」などと話しながら食べれば、ご飯タイムがいつも以上に楽しいものに。
まとめ
台所育児は、特別な準備がなくても、日々の料理の中で少しずつ取り入れられます。完璧を目指さず、その日の子どもの気分やペースに合わせて楽しんでみてくださいね。日常の小さなお手伝いが、親子の思い出にもつながっていきます。
【あわせて読みたい】
乗り物大好きな1歳児の母。
2024年夏に柏の葉へ引っ越してきました。
絵本とインテリアが趣味のインドア派ですが、最近は毎日公園で泥だらけになってます。
産後ダイエットレポを書くのを目標に、減量に挑戦中!
