【1歳児の褒め方】「すごいね」はNG?専門家ママが教える“響く声かけ”


「すごいね!」って、つい言いたくなっちゃいますよね。
私も1歳の息子に毎日のように言っていました。

でも、「できたこと」を褒める言葉は、失敗したときに自信をなくすきっかけにもなりやすいんです。

私は精神保健福祉士という国家資格を持ち、心のケアに関わる仕事をしてきました。
そんな私が母として実感した「声かけの小さな工夫」を、この記事で紹介します。

「すごいね」だけじゃない!言葉がけに潜む落とし穴

「すごいね」は一見ポジティブな言葉。
でも実は、“結果だけを評価する”メッセージとして伝わってしまうことがあります。

  • できたときしか褒めない → 「できないとダメ」と思ってしまう
  • 大人の反応を気にするようになる
  • 「やらないと褒められない」と思ってしまう

大人からすれば良かれと思っての言葉でも、1歳の心には思わぬ影響を与えることがあるんです。

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「うれしいね」「がんばったね」で伝わる“共有の喜び”


じゃあ、どんな言葉がいいの?
私が実際に使って効果を感じたのは、“一緒に喜ぶ”スタンスの声かけでした。

たとえば:

  • 「すごいね!」 → 「できたね!うれしいね!」
  • 「上手にできたね」 → 「ママも楽しくなっちゃった!」
  • 失敗しても…「頑張ってたの見てたよ!」

評価よりも共感やプロセスにフォーカスすると、子どもの表情がぐっとやわらかくなります。

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わが家の失敗談:「すごいね」で癇癪が増えた話


実は以前、うちの息子が積み木を積めたときに「すごいね!」を毎回言っていました。
するとある日、失敗したときに怒って泣き出すようになってしまったんです。

「できないとママに褒められない」
そんな気持ちが芽生えてしまったのかもしれません。

言葉を「うれしいね」「がんばったね」に変えてからは、少しずつ失敗にも向き合えるように
成功より“チャレンジ”を喜ぶ姿が見られるようになりました。

さいごに:伝えたいのは“評価”じゃなく“想い”

1歳の子どもには、言葉の意味より感情やトーンが伝わるもの。
だからこそ、評価ではなく「あなたの存在がうれしい」という気持ちを、日々の声かけに込めていきたいですよね。

完璧な言葉なんて必要ありません。
「一緒に遊ぶと楽しいね、うれしいね」
そうやって育む関係が、子どもの自己肯定感の種になります。

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