【アドラー】子どもの自信は「勇気づけ」で育てる!

 

ベストセラー「嫌われる勇気」で注目されたアドラー心理学。
人は常に変化し、成長し続けるものであると考えるアドラー心理学は、子育てにも相性がいいと言われています。
子どもの自己肯定感を高める「勇気づけ」の子育てについてまとめました。

勇気づけとは?

成長する中で私たち人間は困難を避けられません。それを乗り越えるには「一歩前に踏み出そうとするエネルギー」すなわち「勇気」が必要です。
アドラー心理学における「勇気づけ」とは、親が子どもに自分で困難を克服する力を与えることを指します。

アドラー心理学では、私たちが「勇気」を持てるのは

  • 自分には価値があると感じられたとき
  • 人々は仲間であると感じられたとき
  • 人の役に立っていると感じられたとき

であるとしています。

 

親の姿勢とおすすめの声がけ

条件付きで褒めない

親は、子どもが「言うことを聞いたから」「100点を取ったから」と言う条件付きで褒めるのではなく「存在そのものがありがたい」という精神を忘れないこと。

親がどんな自分でも愛してくれると分かった子どもは、まるで100万人の味方が自分の後ろにいるような心強さを手に入れられると私は思うのです。
ついつい「良い結果」ばかりを褒めてしまいがちですが「継続して頑張ったね」など努力の過程に目を向けた声がけをしていきましょう。

子どもにはありのままの自分を丸ごと好きになってほしいものです。

 

他の子と比較しない

「あの人はこんなにできているのに!」と他人と自分を比べられて気分がいい人はいませんよね。
同じことを何度も上手くできない我が子を目の前にすると分かっていても子育ての場ではついついやってしまいがち。

また自分の子を褒めるときに他の子を引き合いに出して優秀さを示すのも良くないなと私は思います。
比較する対象は他の子ではなく、自分の子の過去
「この間までは〇〇できなかったのに、頑張ってできるようになったね」と成長した点を伝えてあげましょう。

自分以外の皆も頑張っていると知ることは、相手を尊敬する気持ちが生まれ結果的に良好な人間関係を築くことにつながるのではないかなと私は思います。

 

感謝や喜びを伝える

子どもが何かをやったとき「えらいね」や「すごいね」というフレーズで評価するよりも「〇〇してくれて嬉しい」「〇〇してくれて助かったよ」と気持ちを伝える言葉に変えていきましょう。

相手の気持ちを考えて行動に移すことが自立へとつながると言われています。人は本来、誰かに貢献したい生き物。相手が喜んでくれると嬉しいですよね。

自分(の存在ややったこと)がママの役に立ったという事実は子どもの自信につながると私は信じています。

 

実際に私が意識していること

私の娘はまだ0歳でちゃんと言葉も理解できていないと思いますが、私は娘がしてくれたことに感謝を伝えるようにしています。

例えば、バスの中でぐずることなく静かにしていてくれてほっとしたとき。

もちろん娘は明確な意思を持って静かにしていたわけではなくたまたまなのですが、そんなときも「静かにできて偉かったね」ではなく「静かにしてくれてママとっても助かったよ。ありがとう!」と声がけするようにしています。

まだまだ私も勉強中ですが、私自身にこのような声がけが癖付き、娘の成長を見守りながら自然と「勇気づけ」の関わり方ができるような自分でいたいと思っています。

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