我が子の言葉遣いが気になり始めた時、親ができることを一緒に考えていきましょう。
急に言葉遣いが悪くなっても、頭ごなしに叱るのは待って
ある時、子どもが急に荒い言葉遣いをするようになって驚くことがあるかもしれません。
でも、それは本当にその言葉の意味を理解して使っているのではないかも?!
理由を考えてみよう
その言葉をチョイスする背景を、冷静に考えてみましょう。
- 環境の変化やストレスがなかったか?
- 友達やメディアの影響ではないか?
- 自己主張したい成長期に差し掛かっているのかも?
他にも様々な要因が考えられますが、
子どもの様子をよく観察し、どんな気持ちを表現したくてその言葉を選んでいるのかを
きちんと理解して受け止めることが最初の一歩です。
そのうえで子どもと向き合えば、こちらの話も聞いてくれることでしょう。
他の言葉でも表現できることを教える
本当に表現したかった気持ちを知ることができたら、
次は、それを表現するときの言葉は他にもあることを伝えます。
いくつか例を挙げて、こんな風に言ったほうが気持ちがより正しく伝わるんじゃない?と
アドバイスしてあげられるといいですね。
コミニュケーションの練習を始めたばかりの子どもたち。
失敗を繰り返しながら、上手に自分の気持ちを表現できるようになっていくはずです。
言い換えを学べる絵本に頼る
読み聞かせが好きな子には、
絵本を通して丁寧な表現や優しい気持ちを覚えてもらうのもアリです。
齋藤孝さん監修の「ことばえらびえほん ふわふわとちくちく」で
気持ちを表現するときの優しい言い回しを学べます。
本の中には、ふわふわ言葉(相手が傷づかない言い回し)と
ちくちく言葉(相手が心を傷める言い回し)の使用例が並んでいます。
こんな言葉を投げかけられたらどう感じるかな?と
子どもに問いかけながら読み進められるので、
親側も自分の言動を振り返るいい機会になるでしょう。
何より親が良い手本になるように
子供たちにとって、もっとも身近で憧れの大人である私たちが
まず、何よりも良いお手本になれるように気をつけたいところです。
とはいえ、24時間365日の間、常に心穏やかでは過ごさせてもらえないのが育児中。
- 「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言う
- できるだけポジティブな言い回しを心がける
- 子どもに真似されても恥ずかしくない言葉選び
せめて子どもの前では、これらのことに気を配りながら
日々の生活を送っていけたらいいなと思います。
とにかくポジティブな夫と、8歳(娘)、6歳(息子①)、4歳(息子②)の3人の子宝と5人暮らし。
「死に際の後悔を最小限にする生き方」を日々模索しています。
正解のない子育てにおいては特に「本当にアレでよかったのか?」と自問自答する毎日ですが、家族の笑顔が第一目標です。
第一子を出産後、親戚も友達もいない地での最初の子育ては非常に孤独なものでした。
自分の周りに“母親”はたくさんいるし、いたはずなのに、この孤独について教わる機会がなかったのです。
私の記事を読んでくださったママだけでも、読んでくださっているこの瞬間だけでも、この孤独から解放されますように。