赤ちゃんの成長に欠かせない「タンパク質」。
筋肉や内臓、血液など、体の基礎をつくる大切な栄養素です。
離乳食では、月齢に合わせたタンパク質を無理なく取り入れることが大切。
本記事では、時期別におすすめのタンパク質食材と、調理のポイントをご紹介します。
目次
【生後5〜6ヶ月】ゴックン期:豆腐や白身魚からスタート
離乳食初期は、母乳やミルクで栄養がしっかりとれるため、無理せず進めてOK です。
この時期におすすめなのは、消化にやさしい絹豆腐です。
すりつぶしてトロトロにし、10倍がゆに少量混ぜてあげるとスムーズに始められます。
慣れてきたら、白身魚(タイやカレイ)をゆでてすりつぶし、少量ずつ取り入れてみましょう。
アレルギーの心配がある食材は、初めはひとさじずつ試して、体調をしっかり観察することが大切です。
我が家で活躍した食材:きなこ
おかゆに混ぜるだけで手軽にタンパク質がプラスできて、大活躍でした!
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【生後7〜8ヶ月】モグモグ期:鶏ささみや卵黄もOKに
噛む力が少しずつ育ってくるこの時期は、使えるタンパク質食材も増えてきます。
この時期はお肉デビューとして鶏ささみをあげることができます。
繊維を断つ方向に切ってから茹で、細かくほぐして与えましょう。
また、アレルギーに注意しながら、卵黄も試してみるタイミングです。
固ゆでにして黄身だけを取り出し、少量ずつ与えます(耳かき程度の量から始めました)。
我が家で活躍した食材:しらす
塩分があるため、お湯で塩抜きしてからご飯に混ぜて使っていました!
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【生後9〜11ヶ月】カミカミ期:赤身魚やひき肉にも挑戦
食べられる食材がぐっと増える時期。
赤身魚(マグロやカツオ)は、しっかり加熱して骨を取り除き、よくほぐして与えます。
また、豚や鶏のひき肉もOKに。
パサつきやすいので、とろみをつけて食べやすく調理しましょう。
豆腐と混ぜて作る豆腐ハンバーグもおすすめです。
我が家で活躍した食材:ツナ缶
骨を取る必要がないため便利です。
油をお湯で軽く落としてから使っていました!
【生後12〜18ヶ月】パクパク期:タンパク質の幅が一気に広がる
この頃になると、大人に近い食材も少しずつ食べられるようになります。
全卵・牛乳・納豆・チーズなど、使えるタンパク質の種類が一気に広がります。
ただし、脂質や塩分が多い食材には引き続き注意を。
味付けはできるだけ薄く、素材の味を活かすよう心がけましょう。
我が家で活躍した食材:チーズ
中でもリコッタチーズは、お菓子作りにも使えて重宝しました!
おわりに
赤ちゃんの成長に合わせて、少しずつタンパク質の種類を増やすことがポイントです。
最初は消化にやさしい豆腐や白身魚から始め、慣れてきたら鶏肉・卵・赤身魚・ひき肉などへ、段階的にステップアップしていきましょう。
安全第一で、アレルギーにもしっかり配慮しながら、赤ちゃんの「食べる楽しみ」を育てていきたいですね。

調理師免許や子育て支援員などの資格を持っています。
男の子と女の子の2児の母。
趣味は料理やお菓子作りで子どもたちと一緒に作って食べる時間を楽しんでいます。
ハンドメイドが得意でアクセサリーを作るのが大好きです。
週末には家族でお出かけすることが多く近隣のイベントを調べて遊びに行くなどフットワークも軽い方です。