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ウール・カシミヤのニットを長持ちさせるお手入れの仕方〜ママのためのファッション・メイクのおしゃれレッスンvol.2〜

元保育士パーソナルスタイリストのグケートまゆみです。個人様向けにスタイリングやメイクのレッスンをしています。こちらのコラムでは、毎日忙しいママさんが、効率的におしゃれを楽しめるようになるコツをたっぷりお届けします!

元保育士パーソナルスタイリスト
グケートまゆみ


幼稚園教諭、保育士の経験を活かし、
ママ向けにファッションやメイクのレッスンをしている。

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グケート まゆみ
インスタアカウント@mayumi_guckert

前回の記事はこちらから
最低限4ステップ時短メイクで簡単美人顔

今回のテーマは、カシミアとウールの簡単なお手入れの方法についてです。

冬物のニットやコートは毛玉や擦れなどが気になりますよね。
間違った方法でお手入れをしてしまうと、気に入っていた服が着られなくなってしまうこともありますので、簡単なお手入れの方法を素材別にお伝えします。

ウール

ウールといえば秋冬に着るニットやコートでよく使われている素材です。
寒くなると毎日手放せなくなりますよね。

そんなウールを知るために、まずは簡単に素材のお話からします。

ウールはどんな素材?

ウールは羊毛のことです。
羊毛といっても3000種類あり、アルパカやモヘヤなどもウールに含まれます。

そんなウールの特徴は主に4つあります。

・伸縮性が高い
・保温性に優れている
・程よい吸湿性がある
・水をはじく

これらの特徴を理解することで、正しいお手入れができますよ。

お手入れの仕方

たくさん汗をかいた、汚れてしまったということでなければ、ウールは毎回洗わなくて大丈夫です。

水をはじく性質があるため、汚れから守ってくれるんです。

ウールを着用したら、

①ハンガーに掛ける。
②ブラッシングでほこりを落とす。(動物性のものを使用)
③湿度や臭いをとる。(必要であれば消臭スプレーをしてください)
④ある程度、時間が経ったら畳んで収納する。

この順番でお手入れをしてください。

ここでポイントなことは、ハンガーに掛けっぱなしにしないこと。
アパレルショップでは、ニットがハンガーに掛けられていますが、あれはお客様に見せるため。
服を大切に扱っているお店では、閉店した後にはニットが伸びないように、棚に置くようにしています。

カシミヤ

カシミヤといえば、高級なイメージですよね。
それはインド地方にいるカシミヤヤギからしか紡ぐことができない毛を使っているためです。
そんなカシミヤのお手入れの方法をお伝えします。

カシミヤはどんな素材?

カシミヤの特徴は主に4つあります。

・保温性に優れている
・上質な風合いと肌触りがある
・毛玉になりやすい
・撥水性(はっすいせい)がない

では、お手入れの仕方をみていきましょう。

手入れの仕方

基本的にはウールと同じです。(ウール欄、参照)

ここでは、カシミヤだからこそ気をつけなければいけないポイントをお伝えします。

注意ポイント

・撥水性がないため、消臭スプレーなどが乾いた時にシミになってしまう可能性があります。念のため、ニットを裏返しにして目立たないところに試してみてくださいね。
・洗えないからといって頻繁にクリーニングに出すことはNGです!カシミヤ特有の光沢感がクリーニングによってなくなってしまいます。

オススメ洋服ブラシのポイント

ニットのお手入れについて学んだところで、ここではオススメの洋服ブラシのポイントを紹介します。
ブラッシングをすることで、毛玉ができにくくなり、服が長持ちしますよ。

毛玉ができてしまったからといって、電動の毛玉とりを使うことはしないでくださいね。
良質な毛並みまで悪くしてしまいます。
では、ポイントを紹介していきますね。

天然のものを使う

ブラシの毛には天然のものと、化学繊維でできているものがありますので、購入する際には何でできているかを確認することがポイント!
天然のものを使うことで、静電気を予防してくれる効果があるのです。

たとえば、こちらの商品

出典:amazon:KENT-ケント洋服ブラシ 12,798円

こちらはイギリス王室で長年使われているというブラシなので、値段はやや高めではありますが、
半永久的に使っていただけるため、1つ持っておくと良いですよ。
ちなみにこちらのブラシは、ウールとカシミヤどちらにも使えるブラシです。

馬毛と豚毛を使い分ける

豚毛

豚毛はコシがある毛質で、硬めのことが多いです。
シルクやカシミヤなどのデリケートな生地には少し硬すぎますが、スーツや、ジャケットのような織り目がしっかりしているものに適しています。

硬めのブラシでデリケートな生地をブラッシングしてしまうことで、繊維が崩れて毛玉の原因になるのでご注意ください。

馬毛

馬毛は豚毛よりも柔らかでキメが細かいので、デリケートな素材も安心してお手入れできます。
キメが細かい分、柔らかくてもしっかりと汚れが落とせます。

ブラシのかけ方

ブラシのかけ方はとってもシンプルです。
2ステップで終わりますので習慣にしてくださいね。

 

①繊維と逆方向にブラッシングして、汚れを浮かせる
まずは汚れやほこりを浮かせるために下から上にブラッシングをします。
②繊維の目に沿ってブラッシング
繊維を強くこすらずに、優しく空気を含ませるようにブラッシングしてください。

 

いかがでしたか?
ちょっとしたコツで服が長持ちするので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

次回は、秋冬のトレンドカラーをお伝えします。

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著者プロフィール

元保育士パーソナルスタイリスト
グケートまゆみ

背が高いことがコンプレックスで暗い性格だった思春期を、ファッションやメイクで自分自身を変えることで乗り越える。

ファッションやメイクで人生が変わった経験を他の人にも伝えていきたいという想いから、保育士をしながら本格的にファッションとメイクの勉強を始める。

保育士退職後、セレクトショップで1000人以上の接客に携わりながら、メイクの資格を取得、またパーソナルスタイリスト試験TOPSSを最高グレードで合格する。
現在パーソナルスタイリストとして活動している。フランス人夫と2人暮らし。

詳しいプロフィールはこちらから
グケート まゆみ

インスタアカウント@mayumi_guckert