夏の野菜 空芯菜・冬瓜とは?
夏の行事 お盆について知ってみよう!


夏に旬を迎える空芯菜冬瓜
食べたり料理に使ったことはありますか?
「そもそも、空芯菜って何って読むの?」「瓜なのに夏が旬なの?」など、珍しく感じるママもいることでしょう。
実はどちらも、栄養豊富クセがなく、様々な料理に活用できる夏が旬の野菜です!
今年の夏休みは、まだ食べたことのない野菜、作ったことのない料理にチャレンジしてみませんか。

夏の野菜
「冬瓜」栄養とおすすめ料理

冬瓜(とうがん)は、名前のイメージから、冬に旬を迎える野菜だと勘違いしがちですが、実はに収穫されています。
収穫後、丸のまま風通しのよい場所に置くと、冬まで保存できることからこの名前がつきました。

冬瓜の栄養素

冬瓜は、利尿作用のあるカリウムを多く含みます。
カリウムは、むくみをとったり高血圧の予防に効果があります。

冬瓜を使った料理

冬瓜は緑色の固い皮に覆われていますが、果肉はやわらかく味も香りも淡泊でクセがないため、スープ煮物和え物などによく合います。

鶏ガラベースのスープに入れたり、一口大にカットした果肉をお出汁で煮て肉団子を添えてあんかけにすると、子どもも食べやすくなります。

あまりポピュラーな野菜ではないからこそ、食卓に出してみると家族が珍しがって、「これは何?」と話題が膨らむことでしょう。
冬瓜の話をきっかけに、家族で野菜について調べてみると、毎日の食卓に出てくる野菜がもっと楽しみなりますね。

夏の野菜
「空芯菜」栄養とおすすめ料理

空芯菜(くうしんさい)は、ここ最近よく出回るようになったヒルガオ科サツマイモ属の野菜です。
その名の通り茎が空洞、葉に粘りがあり、茎はシャキシャキとした食感です。
味にクセがないので青菜炒めの定番野菜です。

高温多湿の中国南部東南アジアの水田に自生し、台風で茎が折れても、すぐにわき芽が出るため、日本では古くから沖縄で栽培されていました。
6月下旬~11月頃まで出回るので、端境期※に重宝される野菜です。

空芯菜の栄養素

空芯菜は、ビタミン・ミネラル・食物繊維をバランスよく含み、高い抗酸化作用があり、老化予防や美肌作用、夏バテ防止として、夏の健康野菜と言えますね。

空芯菜を使った料理

「空芯菜のナンプラー炒め」を食べたことはありますか?
作り方は、とても簡単です。

みじん切りにしたニンニクを油で炒め、ザクザクに切った空芯菜を軽く炒めて、ナンプラーで味をつけるだけです。
ポイントは食べる直前に調理すること。
火を通すとあっという間に黒く変色してしまうので、家族がテーブルについてから炒めてもいいくらいです。

※端境期とは?

端境期とは、季節の変わり目で野菜が少なくなる時期を言います。

夏の行事
お盆はいつ・なにをする?

お盆の期間は、8月13日~8月16日です。
この期間に先祖の霊が帰ってくるので、その霊魂を供養する風習のことを「お盆」と言います。

精霊馬とは?

お盆には、ナスやキュウリを馬や牛に見立てて、爪楊枝や割り箸で足を作った「精霊馬(しょうりょううま)」を飾り、ご先祖様をお迎えします。
この精霊馬とは、お盆の時期の神霊の乗り物と考えられ、キュウリは足の速い馬で早く帰ってこられるように、ナスは足の遅い牛でお供物を沢山積んでゆっくり戻って行く…という願いが込められているそうです。

お盆の地域ごとの違い・特徴

お盆の風習は地域によって特徴があります。
海や川がある地域では灯篭流し、山がある地域では送り火を焚くなどの特徴があり、長崎の「精霊流し」、京都の「五山の送り火」が有名です。

神社の境内で盆踊りが行われている地域もあります。

お盆と家族団らんの時間

お盆は、家族や親戚が一堂に集まってご馳走を食べたり、その時に決まって出てくる定番メニュー家庭の味が受け継がれているご家庭もあることでしょう。
夏の野菜をまとめて天ぷらにすれば、おかずとしても、お父さんのお酒のおつまみや子どものおやつにも喜ばれますね。

ご先祖様をお迎えするため、大勢の親戚や家族でにぎやかに食卓を囲み、楽しい団らんの時間を過ごすお盆は、子どもたちにも伝承していきたい風習の1つです。

まとめ

育児や家事、仕事に忙しい毎日の中で、いつもは買わない野菜にチャレンジしてみるのは少し勇気がいるものですね。
でも、冬瓜も空心菜も、1度使ってみれば料理しやすい野菜だとすぐにわかるはず!
慌ただしい日々の中で、新鮮な空気を取り込むように、食卓に旬の野菜を取り入れて、体と心をリフレッシュさせましょう。



PAGE TOP

Facebook

Instagram


Twitter