夏、まっさかり!
ちびっこもママも、夏の疲れは出ていませんか。
旬の夏野菜で暑さを乗り切りましょう!
以前からこのコラムでお話している事ですが、「旬」の食べ物は、身体の調子を整えてくれる力を持っています。
この時期の旬の野菜は厳しい暑さに耐えるために多くの水分を含み、赤、緑、紫などの鮮やかな外皮で紫外線から身を守っているものが多いのです。
厳しい暑さ、寒さなどの過酷な環境から野菜が身を守ろうとして生まれるフィトケミカルという化学物質は、人間の免疫力をUPさせるということが分かっています。
湿度も気温も高い日本の夏は、ちびっこやママにとっても疲れやすい季節。免疫力も落ちてきます。ナスのような旬の夏野菜を積極的に摂りましょう。
■古くから東洋で愛されている野菜
ナスの歴史は古く、有史以前にインドで栽培されていました。
日本には奈良時代(750年)に中国を経て伝わり、東大寺正倉院の古文書に記載されたのが最初の記録です。日本におけるナスの歴史は古いのです。
お盆にはナス馬をご先祖様のお供えとして祀る風習が残っています。
■ナスの栄養
東洋医学でナスは「身体を冷やす」野菜として位置付けられています。
実際ナスの全体の94%が水分で、特出した栄養成分はないものの、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれています。
ナスの紫はナスニンという色素です。(名前、かわいいですよね。)ナスは水につけてあくを抜くことが多いですが、このあくは、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種です。
抗酸化作用を得るためには、あくは出来るだけ除かないことをお勧めします。
■選び方
太陽光線をたくさん浴びた外皮の色は、濃くてつやつやしています。
重くて弾力があり、切り口がみずみずしいものを選びましょう。
■保存方法
常温保存で2・3日中に食べきるのが良いです。余ったら乾燥を防いで野菜室へ。
冷やし過ぎは美味しさを損ねます。
■今月の旬レシピ
【ころころナスの味噌どんぶり】
ナスと言えば、子どもが苦手な野菜の上位にランクインしている野菜ですよね。
うちの子どもたちも苦手な野菜でした。なすさんごめんね、とせめて母から謝りたくなるくらいの嫌われっぷりでした(笑)
そんな我が家の子どもたちが、小さい頃唯一食べてくれたのがこのレシピ。
とろみをつけて味の濃さを薄めにすれば、後期の離乳食にもなりますよ。是非お試しください。
材料(大人二人分)
ナス・・大1本
ひき肉・・50~80g
生姜・・・1/2かけ
小口ネギ・・適量
ごはん・・・適量
調味料(A.合わせておく)
砂糖・・・大さじ1
みりん・・大さじ1
味噌・・・大さじ1
醤油・・・小さじ1
酒・・・・小さじ1
片栗粉・・小さじ1
お好みで豆板醤・・小さじ1/3
作り方
(1)調味料Aを合わせておく。
(2)ナスをさいの目に切る。ポリフェノールを摂りたい時は、ナスを水にさらさない。
(3)生姜をみじんぎりにする。
(4)フライパンを中火で熱し、油をひかずにひき肉を入れる。
フライパンに接した部分のひき肉の色が変わるまでひき肉をいじらない。
片面が焼けたら、しゃもじで肉を炒める。こうするとひき肉から油が出てくる。
(5)(4)のひき肉がパラパラになったら、いったん取り出す。
しょうがのみじん切り、さいの目に切ったナスをひき肉から出た油で炒める。
(6)ナスの色が鮮やかになったらひき肉を戻し更に炒める。
ナスがとろっとしてきたら調味料Aを合わせる。
大人向けにはここで豆板醤を入れるとおいしい。
(7)片栗粉を適量の水で溶いて(5)に回し入れる。
(8)器にご飯を盛り、(6)をのせる。仕上げに小口ネギを散らす。
(株)CROSSASIA代表。子育てコミュニティ「ままてぃ」代表。中国瀋陽生まれ、大学から来日。棗、お粥、中華料理が大好き。食べるのも作るのも好き!
ママになってもやりたいこといっぱいの「夢見る」女性が大好き!活動を始めたい、フリーランスになりたい、起業したい・・・そんなエネルギッシュな女性を応援します!