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第40回「知る喜び、みつける楽しさを教えてくれる絵本」

今回は知る喜び、みつける楽しさを教えてくれる絵本2冊をご紹介します。

『つやっつや なす』 いわさ ゆうこ 作  童心社

おいしそうなつやっつやのなす。
畑での様子や、なすの種類、なすの親戚の野菜たちとの花やへたの比較など、なすの知識がギュッとつまった絵本です。

「ぼっこんぽっこんぶらりんこ」「くにゅ」、などの擬態語や、「むらさきでもない くろでもない なすだけもってる なすのいろ」など、いわさゆうこさんの言葉選びも素敵です。

日本全国のなすの分布地図がついていたり、しろまるなすや、ピンポンなす、ゼブラなすなど楽しいなすがいっぱいで、大人でもへぇ~っと見入ってしまいます。 なすが、とっても愛しく感じられる絵本です。

このどーんとやさいシリーズには、他に『きゃっきゃキャベツ』『どっかんだいこん』『ごんごろじゃがいも』、そして最新刊の『まっかっかトマト』があります。

『たべたのだあれ』 五味 太郎 作 文化出版局

『きんぎょがにげた』の五味太郎さんのかくれんぼ絵本です。

さくらんぼたべたのだあれ?
あ!ぞうさんのしっぽがさくらんぼ!

左ページで、たべたのだあれ?と聞かれた食べ物を、右ページの動物の中の、どの子が食べたのか見つけていくのですが、よぉく見ないと見つからないものも。

五味太郎さんの動物は、色彩もとてもおしゃれで、サンドイッチを食べたヘビの縞が、ハムときゅうりのサンドイッチ柄になっていたり、牛乳を飲んだカラスのお腹が白くなっていたり、遊び心もいっぱいです。
2歳くらいのお子さんにぴったりな絵本です。

同じシリーズに『かくしたのだあれ』があります。