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第26回「春を楽しむ絵本」

『いちご』 平山和子 作  福音館書店

表紙のいちご、写真ではなく絵なんですよ。
本物そっくりの質感、艶感に、思わず見入ってしまいますね。
寒い冬、雪の下であたたかくなるのを待っているいちごの苗。
「あたたかくなったよ。いちごはまだ?」
つぼみができて、花が咲いて、緑色のちいさないちごがなりました。
「いちご、おおきくなったね」
だんだん赤く色づいて、さあ、甘くなりましたよ。

いちごが育っていく過程を、いちごと対話しながら、まだかなまだかな?とゆっくり楽しむ絵本です。

「あまいですよ。さあどうぞ。」いちごに促され、真っ赤なみずみずしいいちごに、思わず指が伸びてしまいます。お子さんとぱくぱくいっぱい召し上がれ♪


『14ひきのぴくにっく』 いわむらかずお 作 童心社

14ひきの家族たちが、お弁当持って、春の野原にピクニックに出かけるお話です。

すみれ、やまぶき、ちごゆり、ふでりんどう。春の風、春のにおい。

ねずみたちの視線で描かれる、つくしや、たんぽぽの背の高いこと、虫やひきがえるの大きいこと!まるで私たちも小さくなって、一緒に野原を歩いているようです。

野原でお弁当を食べて、踊っている14ひきの家族たち、とても幸せそうです。

うららかな春の日には、お子さんとお弁当を持って、ピクニックに出かけてみませんか?
14ひきのシリーズ、たくさん出ていますので、読んでみてくださいね。